パナソニック・トヨタ・レーシングは、マニクールで行われるフランスGPのために3日間に渡って行われたバルセロナでのテストを、金曜日に続いてドライビングを担当したティモ・グロックと共に締めくくった。 ティモは、TF108の空力および機械部分の開発テストを行った。雨の降る恐れがあったが、ほんの少し降った程度で、それ以外は何の障害も入らずに充実した一日となった。しかしながら、テスト終了間際の最終走行で、ティモはエンジンの問題に見舞われた。両ドライバーが揃って6位以内でフィニッシュしたカナダGPに続いて、更にポイントを獲得するために、チームはフランスGPに焦点を当てる。またその後、すぐにシルバーストーンで合同テストが行われる。
ティモ・グロック : TF108/04
ベストラップタイム : 1分21秒158
順位 : 5位
周回数 : 85周
「モントリオールでの好結果に続き、この2日間のテストは良いものとなった。我々はマニクールに備えて、機械部分のいくつかの変更とともに、ブレーキと空力に関する評価を行うことができた。 我々が車に加えた変更は建設的なものだ。そして今日は、我々が昨日学んだことに加えて、より多くのデータを集めることができた。最終走行でエンジンに問題が出るまで、今日は全く問題なかった。」
ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー
「今回の合同テストでは、様々なテストを行った。まずは、木曜日に可夢偉がTF108で走行距離を増やし、我々の開発プログラムにも貢献した。そして、ティモが残りの2日間を引き継いだ。我々は、空力と機械部分の開発に関連する多くのデータを集めた。今週、すべてのハードな作業を行ってくれたチームに感謝したい。我々は、好ましい進歩を遂げている。そして、前回のレースで両車が獲得したポイントを更に増やすことを狙っている。」