ティモ・グロックは、今週ヘレスで行われるF1合同テストに、トヨタから参加することになった。元の雇用主、BMWザウバーが、契約から開放することに同意したためだ。
ヘレスでTF107の初走行を行うことになったグロックは、次のように喜びを表している。
「ヘレスで初めてトヨタをドライブすることになり、とても興奮している」と、F1オフィシャルウェブサイトに対し、彼は語っている。
「チームとマシンのことを知るのが楽しみだ」
「まだトヨタで何人かの経営陣の方々とお会いしただけなので、できるだけ早くファクトリーに行ってじっくり作業をし、エンジニアやメカニックの人たちをはじめ、チーム全員と会いたい。ヤルノ(・トゥルーリ)ともまだ会っていないんだ。でもすぐに会えるだろう。彼は経験豊富だし、すごく速い。僕らは協力し合って、チームを前進させていくことができると思うよ」
「契約上のさまざまな問題について、僕は詳しく論じることはできないが、マネージメント担当がいくつかのF1チームと話し合いをしてくれた。トヨタと合意に達することができてすごく嬉しかったよ。トヨタには大きなポテンシャルがある。F1のトップチームのひとつのドライバーになることで、意欲もかなり高まる。それで決断を下したんだ」
「トヨタは成功の可能性を持ったチームだ。なぜこの2年、成功を収められなかったのか、僕には判断するのは難しい。まだチームに加入してからそれほど時間がたっていないからね。チームのために100パーセントの仕事をし、チームと共に成長し、成功を収めるためにチームの力を100パーセント引き出したいというのが、僕の願いだ」
「トヨタに入れてすごく嬉しいし、誇りに思う。トヨタへの移籍は、僕のキャリアにとって有意義なものだと思う。チームには大きな可能性があるので、協力し合って前進していけるはずだ。F1の他のチームに比べれば、まだまだ若いチームだが、彼らは成功に向けて非常に固い決意を持っているので、将来に希望を持っているよ」