ニコ・ロズベルグが、2008年にマクラーレン・メルセデスに加入することは望んでおらず、ウイリアムズに残留することに満足していると語っている。
ロズベルグは昨シーズン、ブラジルのインテルラゴスで行われた最終戦で4位フィニッシュを果たすなど、最後の7レースのうち5レースでポイントを獲得し、充実した2007年シーズンを送ることができた。
ウイリアムズは彼を手放すつもりは無いと主張してきているが、それでもフェルナンド・アロンソの離脱によって空席となったマクラーレンのシートに、ロズベルグが座るのではないかというウワサは引き続き流れている。そんな中、今回ロズベルグ自身の口からウイリアムズに残りたいという意思を示した。
「僕はここに残りたい。まだ22歳だし、焦る必要は無い」とロズベルグは英デイリー・テレグラフ紙に語っている。「自分のペースでキャリアを重ねていきたい。でも来シーズンはそろそろ表彰台に上りたいね」
またマクラーレンのお気に入りであるルイス・ハミルトンに関して尋ねられると、ルーキーイヤーでの成果を考えれば驚くべきことであるとしながらも、ハミルトンが非常に優れたマシンを与えられていたことを忘れてはならないとロズベルグ。
「皆さん(英メディア)は、正しいものの見方を持たなければならない。彼自身のパフォーマンスに関しては議論することはできない。なぜならば、彼はチームメイトに世界チャンピオンがいた、そのことが皆さんの観点のすべてとなっているからだ。しかし、かつてあれほどのマシンを与えられたルーキはこれまでにいないんだ」とロズベルグは指摘した。
一方、ロズベルグが果たしてどちらのチームで来シーズン、レースをするのか、それはこれからも注目の的となりそうだ。少なくともマクラーレンは、ハミルトンのチームメイトを誰にするのかを明らかにしていないのは事実である。
この件に関して、ウイリー・ウェーバーは、独ビルト紙に対し、ロズベルグはマクラーレンに行くのは懸命な選択ではないと語っている。
だがその記事ではまた、サー・フランク・ウイリアムズは、ロズベルグをマクラーレンに行かせる意思は無いと強く語っているにもかかわらず、マクラーレン・メルセデスのチーム代表、ロン・デニスが、代償として少なくとも2千2百万ユーロを支普Eえばウイリアムズはロズベルグを説得するかもしれないと述べている。