スーパーアグリF1チームのマネージングディレクター、ダニエル・オーデットは先日のバルセロナ合同テスト、今回のヘレス合同テストで使用されているスーパーアグリ“インテリム・カー”についての質問に答え、マシンはあくまでスーパーアグリF1のものであるとともに、ホンダRA106とは別のマシンであることを強調した。
Q:マシンについてお聞かせ願えますか?
「あれは暫定マシンだ。栃木研究所でホンダR&Dによって作られたマシンで、スーパーアグリF1がいくらかモディファイした。この暫定マシンはニュータイヤのテストのために使われ、また、テストによって得たものをSA07に反映させていく。SA07は2月初旬までには完成させたいと思っている」
Q:栃木で作られたマシンはブラックレーでデザインされたものですか?
「デザインはあくまでもスーパーアグリのものだ。本田技研の協力を得て、栃木研究所でニューシャシーが製作された。ヘレステストを終えたら、今回のデータを利用して07年のマシンを完成させる」
Q:シャシーの製造において、栃木研究所はどれくらい経験を持っているのですか?
「とても経験豊富だと感じたよ。受け取ったシャシーは完璧で素晴らしかったからね。実際に栃木に行ってみれば、彼らがどれだけ力があり、技術面で優れているかが分かるだろう。彼らは非常に高い技術を持っている。このモノコックはバルセロナでとても好調だった」
Q:ブラックレーからスタッフが現地に派遣されて、インフォメーションを提供したのですか?
「ホンダレーシングF1チームではなく、ホンダの人たちが、両方のチームをサポートしてくれている。去年は栃木研究所から15人のエンジニアが派遣され、スーパーアグリのためにフルタイムで働いてくれた。ホンダレーシングF1チームも同じだ。栃木からのエンジニアは我々と共に働き、あらゆるインフォメーションを持ち帰る」
(Adam Cooper)