フェルナンド・アロンソがライバルたちに向け、マクラーレンでのレースに慣れる必要があるものの、2007年は開幕戦からプッシュし、タイトル防衛に全力を尽くすと語った。
アロンソは早くマクラーレンのマシンをドライブしたいと考えているようだが、いまだその希望は達成されていない。アロンソはas.comのインタビューに対し、まだマクラーレンのマシンをドライブしていないものの、来シーズンも優勝を重ねていきたいと語った。
「マクラーレンは、リソースが豊富なとてもパワフルなチームだ」とアロンソ。「いいクルマは準備できていないが、2007年はみんなでハードワークに徹し、全力を尽くす。もちろん、新しいチームなので慣れる必要があるが、僕はいつもの年と変わらず、全力を尽くしてタイトルを狙っていく」
アロンソは2度目のタイトルを獲得した後、ルノーから今年中にマクラーレンのテストに参加することを拒まれている。その間、アロンソは時間を割いてファンとタイトルの喜びを分かちあっているが、できるだけ早期にマシンをドライブする準備を進めている。
「ブラジル戦のあと、何度か盛大なお祝い会を開いた。その後、エストーヌやビリ・シャチオン、オビエドでもやった。僕にとって、ファクトリーやスペインのファンにお礼を述べることは大事なことだった。彼らは本当に僕のことをよく応援してくれたからね」
「去年は本当に幸せだったよ。僕がどんなことを成し遂げたかすぐに理解できなかったが、時間が経つに連れて、ルノーで僕が果たしたことに対し、次第に誇らしく思えてきた。2006年が終われば、そんな思いがもっと大きくなっているだろうね。ワールドタイトルを獲ることはこのスポーツで1番大きなこと。本当に感動的なことさ」
また来季のF1は、ミハエル・シューマッハーの引退、アロンソとキミ・ライコネンが新たなチームから参戦と様相が変わる。しかしアロンソは、そんな来シーズンを楽しみにしている。
「ルノーでのレースは本当に素晴らしかったし、彼らは家族のようなものだった。今後も彼らへの感謝は忘れないだろうが、いまは新しい旅の始まりだ。記録にはフェルナンド・アロンソが2005年と2006年にワールドタイトルを獲得したと残るが、2006年は接戦の上でのタイトル獲得とあって、心から誇りに思っている」
「ミハエルが引退する前に、彼と戦えたことは本当に素晴らしかったし、とても名誉なことだと思っている。2005年にF1の内外で名声を誇るミハエルを抑えてチャンピオンになれたのは素晴らしいことだった。でも、それは彼と戦って手にしたタイトルではなかった。その点、今年はずっとミハエルと接戦を演じてきたし、彼と戦えたことは本当に嬉しい」