先日BMWがBMWザウバーF1というチーム名称で2006年シーズンを戦うと発表したが、ホンダはBARの名称を来季のチーム名に残すことはなさそうだ。新チーム名は“ホンダ・レーシングF1チーム”になるのではとみられているのだ。

　いまだにホンダから正式名称の発表はないものの、BARチーフ・エグゼクティブのニック・フライが、その新名称について大きなヒントを与えるようなハプニングがあったようだ。フランクフルトで開催されたグローバル・モータースポーツ会議のプレゼンテーションの際、彼が使用したスライドに“ホンダ・レーシングF1チーム”と書かれていたというのだ。以前ホンダは、チームが生まれ変わったことがはっきり分かるような名称にしたいとコメントしていた。
　この件について問われたフライは、「そうだったかな……。本当にそんな風に書いてあったかい？」などと言ってごまかしている。
　テスト再開まであと1週間となった現時点においても、ホンダはどういったマシンカラーリングにするのか、明らかにしていない。しかしgrandprix.comによれば、暫定マシンは今年のカラーリングを少し変更したもの、つまり赤と白を基調とし、006や007を彩っていたオリーブ色と黒のラッキーストライクカラーを排除したものになるだろうと予想している。本当にこういったカラーリングになるとすれば、ホンダが昔“ワークス”チームとして参戦していた頃を彷彿とさせる。当時のホンダは、スポンサーのカラーリングではなく、日本のナショナルカラーのマシンで参戦していた。

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