フェリペ・マッサは、今週末のトルコGPでイスタンブールを訪れるにあたって、プレイステーションのゲームで「選手権ランナー全員を相手に、一番難しいレベルで優勝した」経験を役立てたいと考えている。またジャック・ビルヌーブは、過去にコースを走った経験がないという点から好成績を挙げる可能性は十分にあると見ている。
来季ミハエル・シューマッハーのチームメイトとして、フェラーリへ移籍することが発表されたマッサ。彼もまた、この新しいサーキットを学ぶためにコンピューターゲームを利用した多くのドライバーのひとりだ。彼は現実のサーキットもゲームの世界と同じようにマスターすることを目指すという。
「トルコでのレースが楽しみだよ。なにしろ僕はもうザウバー・ペトロナスC24に乗ってあそこでのレースに勝っているからね」とマッサ。「プレイステーションでレースシュミュレーションをして、優勝したんだよ! それも他の選手権ランナー全員を相手にして、一番難しいレベルで勝ったんだ!」
マッサはまだ本物のサーキットを走ったわけではないものの、ドライバーはこの新しいトラックがニュルブルクリンクによく似ているという印象を受けるかもしれないという。
「僕が見た限りではコースレイアウトは悪くないと思うし、この手のコンピュータゲームは、サーキットの描写に関してはいつもかなり正確なんだ。いくつかの高速コーナーがあり、アップダウンや長いストレートもある。長いバックストレートや、その間に高速コーナーがあるという点では、新しいニュルブルクリンクにちょっと似ているね」
「ものすごく暑いことは間違いないから、誰にとっても厳しいレースになるだろう。だけど、このところ僕らのクルマは高速コーナーでのバランスがかなり良くなっている。現実の世界でC24がこのコースにどのくらい合っているのか、それを確かめるのを楽しみにしているよ!」
また、チームメイトのジャック・ビルヌーブによれば、今週末ザウバーはイスタンブールで好成績を挙げる可能性が十分にあるという。
この新設サーキットでF1グランプリが開催されるのは今回が初めてであり、過去にこのコースを走った経験がないという点では、10チームすべてが同じレベルから出発することになる。ビルヌーブは、これがザウバーにとっては有利な方向に働く可能性があると見ている。
「トルコのサーキットについては、あまり話すことがないんだ。まだ一度も見たことがないからね。ただ、初めて訪れる国へレースをしに行くのは、いつでもすごくエキサイティングだよ。今年になってからサーキットを訪れたジェンソン(バトン)は、コースレイアウトは文句なしに素晴らしいと言っていた。僕もまずこのコースを走ってみるのを楽しみにしている」
「かなり暑くなると思うけど、この休みの間に暑さに備えたトレーニングをしてきたから、その点はあまり心配していない。このレースでは僕らもいいところまでイケるはずだと思う。ここはまだ誰も走ったことのないコースだからね」
「それから、できれば少しでも時間をみつけて街を歩いてみたい。すごく面白いところだって、いろんな人から聞かされているのでね」