ウイリアムズBMWのマーク・ウエーバーはトルコで初となるF1レースを来週に控え、サーキットについて「F1にふさわしい、いいコース。オーバーテイクポイントはストレートの間のスローコーナかもしれない」と予想。また、チームメイトのニック・ハイドフェルドは新サーキットでの“本番”に備えてプレステで走り込みをしているらしい。
「新しいサーキットはいつも楽しみだね」とウエーバー。「今年はレースがたくさんあるけれど、ドライバーにとって張り合いのある新サーキットというのは滅多にお目にかかれない。でも、イスタンブールはとてもやり甲斐がありそうだ」。
「2004年の1月にサーキットを訪れた。その頃はまだ土を掘り始めたばかりのときだったけれど、F1トラックとしていいサーキットができそうな感じに見えた」
「データを見てみると、ロングストレートが点在し、その間にスローコーナーがたくさんあるようだね。そこがオーバーテイクのポイントになるのかどうかは、実際にレースをしてみなくてはわからない。サーキットのオーガナイザーたちは、F1をトルコで開催するために多大な努力を払ってきた。地元をあげてレースを支持している。決勝では、彼らのために、そして世界中の人々のために、素晴らしいショーが見せられるだろう」
「ニックも僕もこの前のブダペストでポイントを獲得した。イスタンブールでは更なるポイントを獲得したい。シーズン終了前までにもう1度表彰台に上がりたいね」
一方のニック・ハイドフェルドは、プレイステーションを買い込んで、新サーキット対策に励んでいる。「トルコGPはふたつの理由で楽しみだ」とゲーム上で“練習走行”を済ませたハイドフェルド。
「まず、トルコという国を訪れるのは今回が初めてなんだ。F1をやっていて良かったなと思うことのひとつは、他の職業では訪れるチャンスがないかもしれないような土地に行けることさ。もうひとつは、新しいサーキットでドライブできることだ。ドライバーにとって、新サーキットでドライブできることほどワクワクすることはないからね」
「僕が耳にしていることからすれば、新サーキットはかなり面白そうだね。勾配がかなり変わるらしいが、それこそ僕が大好きなタイプのサーキットなんだ。トルコの暑さ対策をする必要があるが、僕はこれまで1度も、暑さが問題になったことはない」
「新しいサーキットの準備には当然、限界がある。そこでプレイステーションを買った。もっとも、トルコに行く前に、グローブにあるチームのシミュレーターでも準備をする予定だ」