F1ハンガリーGP4回目のフリー走行はマクラーレンのキミ・ライコネンが1分20秒203でトップタイム。2番手、3番手はファン-パブロ・モントーヤ(マクラーレン)、ミハエル・シューマッハー(フェラーリ)がそれぞれマークした。日本勢はBARホンダのジェンソン・バトンが7番手、佐藤琢磨が9番手。トヨタのラルフ・シューマッハーが4番手をマークした。しかしヤルノ・トゥルーリはアタックラップに入ったターン4でスローダウンし、コース脇にストップ、マシンを降りたため14番手タイムとなっている。
ハンガリーGPフリー走行4回目の天候も晴れ、気温31度、路面温度42度、湿度47%というコンディションでスタートした。
最後のフリー走行となるこのセッションでは序盤から各車コースへ。まずはキミ・ライコネン、ジャック・ビルヌーブ、ティアゴ・モンテイロがフルラップを走り、ビルヌーブが1分24秒653のタイムででトップに立つ。しかしその後、好調に周回を重ねていったライコネンが1分21秒527でトップタイムを更新すると、それにモントーヤが0.012秒差となるタイムで続きマクラーレンの2台が唯一の21秒台に突入していった。
セッション中盤に入ると全20台がフルラップ走行を行い、そこで速さをみせたのはルーベンス・バリチェロ。それまでのマクラーレンのトップ2を崩し、3周目にしてライコネンのタイムを0.070秒パスする1分21秒266のタイムでトップに浮上。しかしマクラーレンの2台も負けじとすぐさまタイムを更新。開始30分にはライコネンが1分20秒517のタイムで20秒台をマーク。さらにモントーヤも20秒517で2番手につけ、バリチェロのトップは一時のものとなった。
セッション終盤に入ってもマクラーレンの好調ぶりは止まらない。ライコネンはさらに自らのタイムを1分20秒219にまで更新。その後ミハエル・シューマッハーが1分20秒773で好タイムを出すもののトップには届かず。それとは対照的にライコネンはセッション終了直前にさらに1分20秒203にまでタイムを更新して、45分のセッションは終了した。
フリー走行4回目の結果はトップがライコネン、2番手モントーヤ、3番手ミハエル・シューマッハー、4番手ラルフ・シューマッハー、5番手ルーベンス・ベリチェロ、6番手ジャンカルロ・フィジケラ、7番手ジェンソン・バトン、8番手フェルナンド・アロンソ、9番手佐藤琢磨、10番手マーク・ウェーバーというトップ10だった。