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ストッダート、“37番目のバイヤー”アーバインへのチーム売却のウワサを否定

2005年7月30日

 ミナルディのボス、ポール・ストッダートは、自身のチームについて適切な人物に手綱を委ねることはあるかもしれないが、ウワサされる元F1ドライバー、エディー・アーバインへの譲渡はないと語った。

 ストッダートによると、アーバインはチームを買いたいと言ってきた37人目の者に過ぎず、話し合いをもったことは確か。しかし、アーバインと彼を隠れ蓑にしているとウワサされるロシア人社長は、ミナルディを所有するのにふさわしい人物ではないとのことだ。
 ストッダートはロイター通信に対し、次のように語った。「エディーとはモナコで話をした。その後も2、3回、電話で話をした。しかし、エディー・アーバインにミナルディを売却することはない。突っ込んだ話し合いが行われたかと言えば、それはなかった。話し合い自体は行った。でも、申し出があれば話し合いは必ず行っているからね。エディーの申し出を断っても不都合はない。買いたいという者はどこにでもいるからね。エディーで37人目だよ」
 とはいえ、ストッダートは、アーバインが尊敬できない人物だとか屈折した性格の持ち主だと言っているつもりは全くなく、単にチームの将来が確約されない限り、だれにも売却するつもりはないと強調した。
「エディーのことを軽蔑しているように聞こえるかもしれないが、そういうことを言っているつもりは全くない。(チームを引き受ける)能力のない人間には誰にも売らないということだ。アーバインにはあてはまらないことだが、F1チームを買いたいと言われても変わった人間の申し出にはまともに対応しないことにしている」
「チームは2001年から、売りに出されている。チームを今以上の状況に好転させられる人物が現れ、この人なら大丈夫だと思えば売るよ。自動車メーカーへの売却は考えていない。長年にわたって、自動車メーカーがミナルディを買うと言ってきたことはないからね。私はチームを早く手放したくてしょうがないと思っているかって? そうした気持ちは断じてない」
 アーバインとロシアのウォッカ会社社長ロウスタム・タリコ氏は、モナコGPの後でジョーダンに食指をのばしているとウワサされていたが、最近は彼らのジョーダン買収の動きもなくなっている。




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