ジョーダン・グランプリとミッドランドグループは、前F1ドライバーのジョニー・ハーバートを、スポーティング・リレーションズ・マネージャーとして即時起用すると発表した。
新たに設けられたこのポストは、マネージングディレクターに直接進言できるポジションで、「ドライバー、メディア、パートナー、スポンサーら、幅広い分野に渡って責任をもつ」ことになる。
ジョーダンのマネージングディレクター、コリン・コレスは次のように語った。「ジョニーをチームに迎え入れることができて嬉しい。モータースポーツに関する彼の知識と経験は、学習と前進を続けていく我々にとって、とても価値がある」
「彼は、極めて人好きのする性格でもあり、チームの顔として誇りが持てる人物だ。彼がチームに加わることは、チーム運営のあらゆる面にプラスとなるだろう。ジョニーに加わってもらえてとてもハッピーだ」
先日41歳の誕生日を迎えたハーバートにとって、ジョーダンは彼がチャンピオンになったF3時代、並びにF3000時代に所属していたチームだ。
ハーバートはF3とF3000を経てF1入りし、ベネトン、ティレル、ロータス、リジェ、ザウバー、スチュワ―ト、ジャガー、アロウズなどで計11年間活躍した。
F1引退後は専らスポーツカーレースに参戦、強豪ドライバーの1人として活躍し、2004年にはル・マン・エンデュランスシリーズのチャンピオンを獲得。1991年のル・マンでマツダで歴史的な優勝を飾った彼の履歴にもうひとつの華を添えた。
「とても慣れ親しんだチームからF1に復帰できることになり、光栄であると共に嬉しく思っている。F1ではジョーダンでのドライブ経験はないが、それでも故郷に戻るような気分だ」とハーバート。
「同時に、自分に課せられた新しい役割について今からワクワクしている。2006年からミッドランドとして新たなスタートを切るチームに対して精一杯貢献していくことを楽しみにしている。チームマネージャーとともに、ミッドランドF1をどのようにスタートさせるか、計画を話し合ってきた。とてもダイナミックで野心あふれるプロジェクトに関わることができて興奮している」