F1ドイツGPはマクラーレンのキミ・ライコネンが1分14秒320でポールポジションとなった。予選2番手はジェンソン・バトン(BARホンダ)。フェルナンド・アロンソ(ルノー)は3番手からスタートする。日本勢はBARホンダの佐藤琢磨が予選8番手。トヨタのヤルノ・トゥルーリは9番手、ラルフ・シューマッハーは12番グリッドから決勝スタートする。
天候は晴れ、気温は22度、路面36温度というコンディションでドイツGP予選は13時(現地時間)からスタートした。
まずはロバート・ドーンボス、ナレイン・カーティケヤン、クリスチャン・アルバース、ティアゴ・モンテイロ、佐藤琢磨の5台がアタック。初の予選となるドーンボスが1分18秒313のタイムをマークし最終的には予選17番手となった。続いて出走したカーティケヤンはターン1、2で失敗、セクター1ではドーンボスより遅く途中でアタックを諦めピットへと戻った。第1グループで一番速かったのは佐藤琢磨で他のマシンより3秒近く差をつける1分15秒501をマークした。
続く第2グループ最初の3台はクリスチャン・クリエン、ジャック・ビルヌーブ、デイビッド・クルサードの順でアタックするが琢磨のタイムはブレイク出来ず、琢磨が暫定トップを維持する。
しかし9番手にアタックしたニック・ハイドフェルドが1分15秒403で琢磨より0.102秒速くトップに浮上。さらに続いてスタートしたウイリアムズのチームメイトのマーク・ウェーバーが1分15秒070でハイドフェルドのタイムを更新していった。
第3グループの12、13番アタックとなるトヨタの2台、ヤルノ・トゥルーリ、ラルフ・シューマッハーであったが、ウェーバーから0.5秒近く離されてしまった。そして15番手スタートのミハエル・シューマッハーはそれまでのフリー走行のタイムは振るわなかったが、地元の観客の声援に応えてウェーバーより0.3秒速いタイムでトップに躍り出る。
最終グループに入るとトップ争いが激しくなる。まずジェンソン・バトンがセクター1、2で最速、1分14秒759のタイムをマークしトップに浮上した。午前中行われた2回のフリー走行でトップタイムをマークした18番手アタッカーのライコネンは、各セクターでタイムを更新しバトンのタイムを0.439秒ブレイクしてトップに躍り出た。続いてフェルナンド・アロンソがアタックするがライコネンとバトンのタイムに及ばず3番手で予選を終えた。そしてラストアタッカーの前戦イギリスGPウイナーのファン-パブロ・モントーヤがアタック。セクター1ではライコネンのタイムを僅かに更新、セクター2では遅れるもなかなかよいペースで刻んでいたが、最終コーナーでスピンを演じ、タイヤバリアにヒット。モントーヤに怪我はなかったが決勝には厳しい形で臨むこととなった。
予選を終えて、ポールポジションはライコネン、2番手バトン、3番手アロンソ、4番手フィジケラ、5番手にミハエル・シューマッハー、6番手マーク・ウェーバー、7番手ハイドフェルド、8番手佐藤琢磨というトップ8で。フィジケラまでが14秒台をマークしている。