[Honda]バトン、地元GPで5位入賞
2005年7月11日
イギリスGP決勝レースで、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンは5位に入り、前戦フランスGPに続く入賞を果たした。佐藤琢磨はスタート直前にエンジンをストールさせてしまい大きく出遅れ、16位でレースをフィニッシュした。
決勝当日は、予報通りの快晴。通常のヨーロッパラウンドより1時間早い午後1時のスタート時点で、気温は27℃、路面温度は45℃まで上がった。フォーメーションラップを終えて、いざレーススタートという最終コーナーで、佐藤はマシンのエンジンをストールさせてしまう。レースはその間にスタート。フロントローからスタートしたバトンは、JP・モントーヤ(マクラーレン)に先行されてしまい3番手となってしまったものの、先行するモントーヤとF・アロンソ(ルノー)を追う展開となった。佐藤のマシンはマーシャルに押されながらピットに戻り、その間にセーフティカーが導入された。ピットスタートで最後尾から追い上げることになった佐藤は、レース戦略を変更。最初の給油を済ませ、1周遅れでレースに復帰した。
トップグループに順位の変化がないままレースは進行し、上位陣が1回目のピットインを済ませたレース中盤30周の時点でバトンは4番手。最後尾から追い上げる佐藤は、チームメイト以上の好ペースで周回を重ね、前とのギャップを詰めていくが、この時点ではまだ19番手だ。
レース終盤、佐藤を除くほぼ全員が2度目のピットインを終えた50周目の時点で、バトンは5番手を走行。表彰台を目指し追い上げるものの、なかなか前車とのタイム差は縮まらない。佐藤は17番手までポジションをばん回。その後も佐藤は一つ順位を上げ、最終的に16位でチェッカー。バトンは5位でレースをフィニッシュして2戦連続の入賞となり、ドライバーズ選手権でも11番手となった。レースはモントーヤが最後まで逃げ切り、今季初優勝を挙げた。
ジェンソン・バトン 5位
「僕にとってはホームグランプリだから、この程度の成績では満足できないよ。でも、今のマシンでできる限りのことをやったと思う。最近のマシンの進化の成果を発揮できることを願って来たけれど、トップチームとのギャップはまだ大きいし、まだ頑張らないといけない。トップの2チームは、まるで別のレースカテゴリーを走っているような実力があるし、一緒に走っている時の感じでは、特に高速コーナーのグリップがもの凄いよ。トップ2チームを除けば、うちのチームのマシンは速いし、6位のミハエルより30秒速かった。チームのために数ポイントを稼げたし、イギリスのファンのために割と良いレースができたけれど、念願の表彰台を獲得できなくて悔しいよ」
佐藤琢磨 16位
「グリッドに向かいながらスタートの手順を進めていたのですが、タイヤのウォームアップをしている際に、ステアリングの間違ったボタンを押してしまいました。今週のイギリスGPのために入念な準備を整え、マシンを仕上げてくれたチームの皆に、申し訳ない気持ちで一杯です。今日は、ポイントを狙えるポジションにいながら、それを実現できませんでした。僕がレースに復帰できるよう、チームは本当に頑張ってくれたし、僕自身も最善を尽くしましたが、遅れはあまりにも大きくどうすることもできませんでした。チーム全員にとってこれまでタフなシーズンになっていましたから、とにかくシーズン後半で良い成績を残せるよう、引き続き頑張ります」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |