デイビッド・クルサード(レッドブル)
Q:デイビッド、ここモナコで2度優勝し、勝利を堪能していると思う。大勢の人々が君のレースの話をしているが、君自身の展望は?
DC:モナコは数年前に縁石を設置するためにターン1を変更し、さらにスイミング・プール脇の最終部分も改修され通常のレーストラックのように生まれ変わった。ある意味カナダみたいだ。カナダは全く異なるサーキットだし、その話をするつもりはないけどね。バリアが接近しているにもかかわらず、カジノ・スクエアとローズ・ヘアピンの周辺は非常にタイトだが、影響の大きかった範囲のうち2箇所は撤去された。つまり、僕自身は最速マシンとドライバーの組み合わせで攻略できると思う。5戦を終え、各サーキットで誰が最速かその変化を少しだけ見てきたけど、ここはモナコだ。突然僕らレッドブルに競争力を上げるチャンスが巡ってくるとは思っていない。
Q:だが、チームは開発スピードがあり満足しているのでは? 少しはそう感じるものだと思うが。
DC:うーん、実際にはマシンの開発というのはわずかだ。スペインGP予選1回目ではロー・フュエルのアタックでトップから1秒落ちだった。それに、キミ(ライコネン)は彼がミスしなかったらヤルノ(トゥルーリ)よりも速かっただろうと考えるのが妥当であり、自分たちはもっと開発しなくては。他のミシュラン・ユーザーと同等のチャンスがあるので、さらなる馬力とダウンフォースが必要だ。
ジャック・ビルヌーブ(ザウバー)
Q:ジャック、今シーズンのここまでを振り返っての感想は?
JV:イモラの(サンマリノGPでの6位入賞)があってすごく満足している。もしあれがなければ、ここモナコでは非常に難しかっただろう。レースでは速そうに見えるかもしれないが、イモラのようにソフトタイヤを履いていなければ予選順位を上げるのは厳しい。ここではバルセロナよりはうまくいきそうだ。
Q:シーズンのスタート時に抱えていた問題はクリアできたと感じている?
JV:ああ。チームと十分に協力し合い、僕に一層合うような方向にマシンを進化させ、さらに僕がマシンを走らせるのに何を必要としているのか、チームも分ってきた。また、シーズン中に新しい空力パーツを取り入れており、それもうまくいっている。