フェラーリを除く他のチーム間で合意に至っている、「シーズン中のテストは24日間を上限とする」という紳士協定をフェラーリは拒み続けている。そんなフェラーリに批判の声があがっているが、ルノーのフェルナンド・アロンソもその一人に加わった。

　スペインGPでアロンソは自分の意見を述べ、フェラーリがしていることは単に不公平なだけでなくスポーツ精神にも反しており、レースの将来を脅かしていると語っている。
「（今シーズンの現時点において）フェラーリは他のどのチームよりも多くのテストを行っている。誰もが知っている事だ」アロンソはロイターに対してそう答えている。
「水曜日に僕が言った事がそんなに驚かせちゃったかな。でも何の問題も無いよね。誰もが知っていることだと思っているし。僕らはみんなテスト日数の制限に賛同しているけど、彼らだけがそれよりずっと多くテストをしているんだからね」
「誰しも自分達がやりたいようにやるのは許されるとは思うけど、スポーツ精神に反すると思うし、僕らみんなの将来をも危うくしていると思う」
　アロンソは、水曜日に彼らが“インチキ”をしていると言ったのかどうかということを尋ねられ、そうは言っていないと答えている。
「スペイン語では放浪者って言うんだ。インチキをして公平じゃないこと、つまりフェアプレイじゃないってことさ。まあ同じ意味かな。だけど今回僕はフェアプレイじゃないって言ったんだよ」と彼は説明した。
「フォーミュラ・ワンレースの精神に反しているって言ったのさ」

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