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ヘレステスト3日目 ゾンタがトップ

2005年3月11日

 10日(木)にフェラーリ、マクラーレン・メルセデス、BARホンダに続き、ルノー、トヨタ、ウイリアムズBMW、フェラーリが参加して行われたヘレステスト3日目、トヨタのテストドライバー、リカルド・ゾンタがトップタイムをマークした。
 南スペインにあるヘレスでのテストには、先週末のオーストラリアGPに参加していたドライバーの多くは参加せず、主にリザーブドライバーや開発ドライバーがテストを担当している。その中の一人であるゾンタは、第2戦マレーシアGPに向けた準備に専念しながら91周を走行、同時にミシュランのタイヤ評価を行った。ベストタイムは1分15秒708で、9日にフェラーリのマルク・ジェネが記録したタイムを1.3秒近く上回った。
 テストに2台のマシンを持ち込み周囲を驚かせたトヨタだが、予定されていたオリビエ・パニスは走行しなかった。オーストラリアGPでは、ヤルノ・トゥルーリは順位を落とし、ラルフ・シューマッハーは中団で厳しいレースを強いられたが、そのシューマッハーがゾンタと共にテストを行うためヘレス入りした。彼は59周を走行し、エンジニアに貴重なデータをもたらした。順位はゾンタから1.7秒遅れのて5番手にとどまったが、このタイム差はプログラムの種類によるものだろう。
 2番手につけたのは、前日からテストを続けているマクラーレンのテストドライバー、アレクサンダー・ブルツ。第1戦でペドロ・デ・ラ・ロサがサードドライバーを務めたことから、ブルツはメルボルンへは同行せず、自宅に近いヘレスで開発プログラムに全力を傾けることになった。
 ブルツは引き続き2004年シーズンの中盤に投入されたMP4-19Bをドライブし、両セッションを通じて最多となる138周を走行。チームの記録によると、このマシンは664kmを走破したようだ。プログラムの中心は4月第1週の第3戦バーレーンGPに向けたタイヤ評価で、ミシュランのプライムとオプションからなる3セットのタイヤを使用した。9日にエンジントラブルが起きているが、その後はマシンに技術的な問題が起きてはいないことを証明している。


 3番手は2台のマシンを持ち込んだBARホンダの1台、アンソニー・デイビッドソンで、9日にスタートしたエアロダイナミクスの評価プログラムを継続していた。チームの昨シーズンの成功によりレースの週末にサーキットを走行することのなくなったデイビッドソンだが、117周を走行してベストタイムは1分16秒693であった。BARからは開発ドライバーのエンリケ・ベルノルディも参加、タイヤ評価を行いながら114周を走行、ベストタイムは1分18秒246だった。
 メルボルンで優勝を飾ったルノーは、今テスト初日のこの日、テストドライバー、フランク・モンタニーがR25をドライブした。ベストタイムは1分17秒003で4番手につけた。他のライバルと同様、チームは午前中のセッションで周回数を限定するよう、ドライバーに指示を与えた。サーキット近くで工事が行われていたために埃っぽく、コースコンディションが悪かったからだ。そこで、モンタニーとR24をドライブしていたヘイキ・コバライネンは、限られた周回数をマシンに再び順応するために活用した。
 午後からは両ドライバーともタイヤ評価プログラムに集中して成果をあげ、無事にプログラムを終了した。
 ウイリアムズもマレーシアGPとバーレーンGPに向けた準備に終始し、さらにヨーロッパラウンド初戦であるサンマリノGPを見据えたプログラムも行われた。チームが連れてきたのはアントニオ・ピッツォニアだけだったが、ピッツォニアは77周を走行し6番手のタイムをマークした。
 フェラーリのテスト初日と2日目は、マルク・ジェネが速さを見せていた。しかし、冬の間にテスト制限に賛成していた他チームのドライバーが到着して速さを見せたことから、この日はタイム順は大きく後退し、最後尾となった。
 フェラーリはルカ・バドエルに新車F2005をドライブさせ、2台体制でテストに臨んだ。バドエルはセットアップ評価を担当しながら81周を走行、7番手だったが、僚友のジェネよりもわずかに速いタイムを出している。ジェネはミハエル・シューマッハーとルーベンス・バリチェロがドライブしたF2004Mバージョンで、8日から始めたブリヂストンのタイヤプログラムを引き続き行った。




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