フィジケラ、通算2回目のポール獲得! トヨタは初のフロントロウ
2005年3月6日
F1オーストラリアGPは、今季から日曜朝となった予選2回目のセッションが行われ、ルノーのジャンカルロ・フィジケラが98年以来となる通算2回目のポールポジションを獲得。2番手にはトヨタのヤルノ・トゥルーリがつけ、トヨタ勢は参戦以来初のフロントロウを獲得した。佐藤琢磨は最後尾から決勝に挑む。
日曜朝の2回目予選は、現地時間午前10時からのスタートで天候は曇り、気温15度、路面温度17度、湿度74%、風力1.7メーターというコンディション。最初のアタッカーは昨日の予選でノータイムだったザウバーのフェリペ・マッサだが、時間になってもジーンズ姿でピットのツールボックスに腰掛けている。どうやらアタックはしないようで、この時点で最後尾確定。さらに、同じく昨日の予選でノータイムだった佐藤琢磨はエンジンを交換。コースインはしたもののタイムアタックせずピットイン。どちらもエンジン、燃料を温存する作戦に出たようだ。この2台が決勝での最後尾となる。
続くミハエル・シューマッハーもタイムアタックは行わず、18番グリッドが確定。昨日の時点でトップから24秒差ではアタックする気も起きないか。しかし、続く弟ラルフ・シューマッハーはフルアタックをみせた。前のミナルディ勢よりグリッドで前に出られるとの判断だろう。案の定、ミナルディのパトリック・フリーザッハーはラルフの5秒落ちに終わり、もう一台のクリスチャン・アルバースはトラブルでコースインできず、コクピットを降りてしまった。そのラルフのタイムも、7番手アタッカーのフェルナンド・アロンソには及ばず。アロンソはラルフに5秒差をつけ暫定トップにたった。
ジョーダンのティアゴ・モンテイロはラルフを下回り3番手。しかし続くルーベンス・バリチェロは合算タイムでトップに浮上してみせる。そのタイムを、さらにマクラーレンのファン-パブロ・モントーヤが短縮してトップに。1回目予選ではバリチェロとモントーヤの差は0.1秒しかなかったから、バリチェロのタンクは重く、モントーヤは軽いと考えられる。もうレースに向けた戦略が始まっているのだ。
しかし、マクラーレンのもう一台、キミ・ライコネンはターン12でオーバーラン、モントーヤに後れをとる。インド人初のF1ドライバー、ナレイン・カーティケヤンは4番手に止まった。BARホンダの期待を担うジェンソン・バトンは全セクタートップタイムでモントーヤに2.5秒差をつけトップにたった。
ここからは、タイム差が開いているせいかアタックしたものが次々にトップにたっていく。ニック・ハイドフェルド、デイビッド・クルサードと順次上回っていくが、クリスチャン・クリエンはクルサードに遅れる。タンクがチームメイトより重いか。
ジャック・ビルヌーブはユーズドタイヤでアタック。地元マーク・ウエーバー、トヨタのトゥルーリが次々とトップに浮上していくなか、ラストアタッカー、フィジケラは予選2回目でも圧倒的タイムでトゥルーリとの前日の秒差を3秒差まで開き、見事1998年オーストリア以来7年ぶり通算2回目のポールポジションを手にした。
上空はだんだんと曇っていったが、懸念されていた雨はなくチェッカー時の気温は17度、路面温度24度だった。このあと3時間のインターバルをおき、日本時間12時にF1開幕戦の決勝の火ぶたが切って落とされる。
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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