マクラーレン・チームは、来シーズン、いくつかのグランプリで3台目のマシンを走らせることを認めた。
マクラーレン・メルセデスは、コンストラクターズ・チャンピオンシップ5位という、不本意な成績で2004年シーズンを終えたため、来季はグランプリの週末の金曜日に、サードカーを走らせることができる。サードカーに乗るドライバーは、過去2年間におけるグランプリ出走回数が6戦以下でなければならない。
チームは来シーズン、全レースで3台目のマシンを走らせるつもりはないようだが、チームのスポークスマンが英クラッシュネットに語ったところによると、チームにとって有益な場合は3台目を走らせるだろうということだ。
「チーム・マクラーレン・メルセデスは2004年のコンストラクターズ・チャンピオンシップを5位で終えた。つまりはFIAのレギュレーションで、金曜日のフリー走行で3台目のマシンを走らせることができるわけだ」と、スポークスマンは語った。「当然ながら、3台目を走らせた方がチームにとって有利だと判断したレースではそうするつもりだ」
ペドロ・デ・ラ・ロサとアレクサンダー・ブルツの両テストドライバーとも、金曜テストドライバーとしての条件をクリアしているものの、チームはまだどちらを採用するか決めかねている。しかし長身のブルツにはニューマシンMP4−20のコクピットは小さすぎ、彼は今のところ非常に不利な状態にある。
近頃マクラーレンでテストを行った、ジェイミー・グリーン、ルイス・ハミルトン、アレックス・ロイドの若手ドライバー3名がサードドライバーの座を争うということも考えられるが、チームは来シーズンのサードドライバーを誰が務めるかに関してはコメントしていない。ただ、ミカ・ハッキネンが来年マクラーレンの仕事をすることはなく、彼はDTMに専念するということだけは明らかにした。