F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

各チーム、フェラーリのテスト制限案を拒否

2004年12月8日

 ミナルディのボス、ポール・ストッダートは、フェラーリが提出したテスト制限とコスト削減のための案について、「私たちをバカにしている」と酷評した。
 10月のブラジルGPの時点で、フェラーリを除くすべてのチームは、2005年シーズン中のテスト日数を従来の半分の24日間にするという自主的な計画にサインした。しかし、フェラーリはこの発案に名を連ねることを拒否し、チームボスのジャン・トッドはその計画が「すぐにゴミ箱行きになる紙切れにすぎない」と言い放った。
 フェラーリの年間のテスト回数は他のどのチームよりも多い。マラネロには自社専用のテストコースも所有し、時には3カ所で同時にテストを行うことさえある。“ベテラン”テストドライバーのルカ・バドエルに加えて、先日マルク・ジェネとも契約を交わしたフェラーリは、ブラジルGPでのテスト削減案には最初からまったく乗り気ではなかった。
 これに対してフェラーリが提出した対案は、シーズン中のテストを車の開発については各チーム1万5千kmまでとし、同じ週のうちに複数のコースで走ることを禁止するほか、2つのタイヤメーカーは開発テストをそれぞれ1万5千kmまでにするというものだった。
 だが、このフェラーリ案を一蹴したのはストッダートだけではなかった。ルノーのフラビオ・ブリアトーレもロイター通信社に対して「フェラーリの提案はまったく受け入れがたいものだ」と述べている。


 ミシュランは、BAR、ルノー、ウイリアムズ、マクラーレン、ザウバー、レッドブル、トヨタと、グリッドの過半数にタイヤを供給するのに対し、ブリヂストンの供給先は事実上フェラーリだけ(ジョーダンとミナルディはほとんどテストを行っていない)。このため、特にタイヤテストの制限をどのように適用するかが議論を呼ぶことになる。
「ミシュランユーザーは1チームあたり2142kmしか走れないのに、フェラーリは1万5千kmを1チームで走れることになる」とマクラーレンのロン・デニスは指摘する。「私にはあまり公平な扱いとは思えない」
 これに対してフェラーリは、ミシュランはグリッドの大部分にタイヤを供給しているのだから、ブリヂストンよりはるかに多くのチームからデータを集めることができ、決して公平さを欠くアイデアではないと主張している。
 では、このフェラーリの提案が拒否された場合にはどうなるのだろう? 「答えは簡単だ」とトッド。「すべてのチームがどこででも好きなようにテストができるようになる」
 それならば、他の9チームがブラジルでの提案に同意した場合、フェラーリはそれに従わざるを得なくなるのだろうか? 今のところ、先行きは不透明なままだ。
 いずれにせよ、F1全体の利益が優先されなければならないのは明らかであり、コスト削減のためにテストの制限が必要とされていることだけは間違いない。




レース

9/20(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/21(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/22(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン331
2位ランド・ノリス279
3位シャルル・ルクレール245
4位オスカー・ピアストリ237
5位カルロス・サインツ190
6位ルイス・ハミルトン174
7位ジョージ・ラッセル155
8位セルジオ・ペレス144
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ24

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム516
2位オラクル・レッドブル・レーシング475
3位スクーデリア・フェラーリ441
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム329
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム31
8位ウイリアムズ・レーシング16
9位BWTアルピーヌF1チーム13
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第18戦シンガポールGP 9/22
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd17 アゼルバイジャン&Rd18 シンガポールGP号