バトン契約問題の結果は未だ出ず
2004年10月17日
F1の契約承認委員会(CRB)が土曜日にミラノで会合を開き、ジェンソン・バトンの将来について話し合った。しかし、来季バトンがBARにとどまるのか、ウイリアムズへの移籍を許されるのか、その結果はいまだ発表されていない。
当日は、委員会の3人のメンバーが、BARとウイリアムズの両チームから、バトンとの契約の有効性を主張する根拠を聞いた。
BBCは、CRBは評決を水曜日に発表すると報道している。そうなればバトンが来季どこで走るのかがはっきりし、その結果によって、BARかウイリアムズのどちらかが新たにドライバーを雇い入れなければならなくなり、ドライバーマーケットに再び動きが出るものとみられる。
そもそもは最初にバトンとの来季の契約を発表したウイリアムズだが、もしCRBが同チームの契約の有効性を認めなければ、アントニオ・ピッツォニアがレギュラードライバーに昇格し、マーク・ウエーバーと組むことになるかもしれない。しかし今季いっぱいでマクラーレンを離れるデイビッド・クルサードが起用される可能性もあるだろう。
クルサードはジャガーへの移籍がささやかれていたが、フォードが同チーム売却を決めたことで、彼が来季もF1にレギュラードライバーとして残れる可能性が薄れつつある。彼は、もしバトンがBARを離れることになれば、代わってそのシートをゲットしたいところだろうが、バトンの後釜としては、現サードドライバーのアンソニー・デイビッドソンが有力だ。
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