先週、フォードが今シーズンいっぱいでF1から撤退する、という発表が行われ、ジャガー・レーシングは辛い1週間を過ごしたが、チームは気持ちを切り替え、極東の国で初開催される中国GPへ向かう。
新しい上海サーキットは、今週末、初めてF1を招致する。ファーストドライバーのマーク・ウエーバーは、早くこの中国のサーキットを走り、どういったコースなのかを見極めたいと語る。
「金曜日にコースを走って、コースレイアウトを肌で感じて、ジャガーR5がどんな動きを見せるのかをすごく知りたいよ」とウエーバー。「チームは全力を尽くして準備を進めてきた。それでも、実際にコースを見てみないと、どうやって対処すべきかは分からないよね。今週末、僕らがさらにポイントを獲得するために何ができるのか、考えてみるよ」
「サーキットに来ているスタッフも英ミルトン・キーンズのスタッフも、このレースに向けて全力で取り組んでくれた。最大限の感謝に値する働きだよ。いくつかポイントを獲得して彼らに報いたい。車は十二分に高い性能を備えているし、チームは非常に優秀だからね」
クリスチャン・クリエンも、シーズンが終わるまでに、チームのために何ポイントか獲得したいと願っている。
「エンジニアと一緒にデータを分析してきたんだが、このサーキットは、コーナーとストレートがうまく組み合わされているような感じだね」とクリエン。「こういう種類のサーキットは好きだし、こういうコースでR5に乗るのは快適なんだ。最近のR5は本当に運転が楽しめるし、集中を切らすことなく、シーズン終了までに何ポイントか取れるようにしたい。マシンにはポイントを獲得できるだけの力があるから、あとは僕がパッケージの性能を最大限に引き出すだけだ」
「誰もがこのサーキットを走るのは初めてだから、トップチームとのギャップが少なくて済み、ポイントも取りやすいかもしれないね。いつものように、僕は全身全霊を傾け、1周1周、ポジションを上げるために闘う。コースに出て精一杯走るのが、もう待ちきれないよ」