イタリアGPで再びポイント獲得に成功したチーム・ザウバー・ペトロナス。その後、彼らは2つのポジティブな発表、すなわち来季もフェラーリ製エンジンを使用すること、そして2005年のフェリペ・マッサの僚友としてジャック・ビルヌーブがチームに加わることを明らかにしており、意気も高らかに中国へと向かう。
ドライバーのジャンカルロ・フィジケラとマッサは、いずれもこの最新のF1サーキットで走るのを楽しみにしているという。
「幸運なことに僕はキャリアを通じていくつもの新設サーキットを走ってきた」とフィジケラ。「マレーシア、インディアナポリス、あるいはバーレーンとかね。今度は上海で走れるのを本当に楽しみにしている。しかも僕にとっては中国という国を訪れるのも今回が初めてなんだ。僕は新しいサーキットでもすぐに憶えてしまう方だけど、それでもプラクティスの前日にコースを歩いてみたり、あるいはバイクで何周か回ってみるのは重要だ。ただコースのレイアウトを頭に入れるだけでなく、どこに縁石があり、それがどんな形をしているか、ブレーキングエリアの舗装面はどうなっているか、ランオフエリアはどのくらいの広さがあるかとか、そういったことも見ておくんだ」
「上海はとても面白くてチャレンジングなサーキットのようだね。ザウバーC23ならきっといい成績を収められると思うよ」
マッサも同様に楽観的で、上海でも再びトップ8フィニッシュに挑戦し、チームにポイントを持ち帰れるだろうと予想している。
「僕は何カ月か前に中国を訪れてデモンストレーションランをした。そのときは上海のサーキットではなく市街地を走ったんだけど、レースの週末がどんな雰囲気になるか、ハッキリとした手応えを感じたよ。グランプリに対する関心はものすごく高かったからね」
「サーキットはまだ見ていないんだけど、コース図やコンピュータシミュレーションを通じてレイアウトはもうすっかり見慣れている。実際に走ってコースを憶えるのにもそれほど時間はかからないだろう。サーキットの設備もセパン(マレーシア)やサキール(バーレーン)と同様に最新鋭で素晴らしいようだ。コースのデザインもその2つを混ぜ合わせたような感じに見える。たぶんバーレーンよりは平均速度が高くなるだろう。それは僕らにとっていいことだ。コースはC23の特性に合っているはずだから、今週末もポイント獲得を狙えると信じている」