[BS]フェラーリとブリヂストンが今季7回目のワンツー
2004年9月13日
歓喜に沸く数万人のティフォシが見守るイタリアGPで、ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)が今季初優勝を遂げた。これはスクーデリア・フェラーリ・マールボロにとって今季15戦中13勝目である。レースの41周目で最速ラップタイムを記録したバリチェロはフィニッシュラインをチームメイトのミハエル・シューマッハ(フェラーリ)とほぼ同時に通過し、フェラーリ・チーム今季7回目のワンツー・フィニッシュを飾った。
ブリヂストン勢で他にポイントを獲得したのは、難しい状況下で安定した走りを見せたジャンカルロ・フィジケラ(ザウバー)だった。今日全走者がレーススタート時にウェットで、その後ドライに変わった路面に苦しめられ、タイヤ選択は困難を極めた。ブリヂストン装着ドライバーのうちバリチェロとフェリッペ・マッサ(ザウバー)だけがウェットタイヤでスタートし、序盤には優位に立ったものの、すぐにドライタイヤに変更するためピットストップを行わなければならなかった。ドライタイヤでスタートしたシューマッハは、一時期15位に順位を落としたがその後はタイヤを最大限に活用できた。シューマッハはワールドチャンピオンらしさを存分に発揮して2位でゴール、表彰台に登った。
菅沼寿夫 ブリヂストン・モータスポーツ・テクニカル・マネージャー
「再びフェラーリのワンツー・フィニッシュが見られたことは素晴らしく、ルーベンスのためにとてもうれしく思う。彼にとって今季初優勝となった。レーススタート時にかなり厳しいコンディションを経験したが、ドライバー全員がドライタイヤを装着した後は、ブリヂストンタイヤのパフォーマンスの高さは一目瞭然だった。フェラーリの場合、両ドライバー共に1分21秒台で周回を重ね、我々のタイヤパフォーマンスと彼らの優れた戦略が相まってレース全般を通じて順位を上げ、1位と2位でゴールすることができた。ザウバーの場合、ジャンカルロが高い競争力を発揮してライバルたちと戦い、新たに1ポイントを獲得できた。その点から見て、私は我々が今回このコースに持ち込んだタイヤの機能が大変良かったと考えている。残念ながらスタート時に湿った状態でその後どんどん乾いていく路面は、ブリヂストン装着ドライバーにとって最良の状況ではなかったが、全員が良いドライビングを見せ、その多くが順位を上げることができた。これにはとても満足している。総合的に、今日のブリヂストンタイヤのパフォーマンスを大変誇りに思う。」
ロス・ブラウン スクーデリア・フェラーリ・マールボロ テクニカル・ディレクター
「自分たちに弱点があるとすれば路面が湿ったときだと考えていたが、ミハエルとルーベンスのどちらが適切な選択をしたかは、定かではない。レース開始後5周あたりでは、我々はポイントを獲得できるか、一人表彰台に登れればよいという状況に見えたが、その後調子を上げた。ルーベンスのマシンには多めのガソリンを積んでいたため、ミハエルのマシンでその傾向が顕著に見られた。ミハエルのマシンは本領を発揮し始めルーベンスに僅差に迫ったため、ルーベンスの戦略を取り換え、そしてレースで優勝した。ミハエルも素晴らしい仕事をした。ブリヂストンタイヤは素晴らしかった。本当に今日のタイヤは良かった。言葉が出てこない。5周を終えた時点では大失敗に思え、その後1位と2位でゴールした。素晴らしいことだ!」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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