フェラーリ、地元で完勝ワンツー!
2004年9月12日
F1イタリアGPは53周の決勝レースが行われ、フェラーリのルーベンス・バリチェロが序盤の遅れを取り戻し優勝。ミハエル・シューマッハーも驚異の追い上げで2位に入り、フェラーリのワンツーフィニッシュとなった。
モンツァの決勝日は朝から曇り。8時半頃から雨が落ち始め、路面をしっとりと濡らす程度だったが、9時頃から大雨になり路面は雨の鏡と化す。上空雲の切れ間はなく、午後2時スタートの決勝がウエットとなる確率が高まった。
しかし、11時過ぎから小雨となり、恒例のドライバーズ・パレードもキャンセルなしに行われた。さらに12時半ごろには雨が止み、決勝直前の13時40分ごろ、雲が切れて陽が差し始める。フォーメイションラップ開始2分前のコンディションは、気温22度、路面温度25度というコンディションとなった。
金曜日の走行で、エンジンの激しいオイル漏れに見舞われマシンを止めたジョーダンのニック・ハイドフェルドはエンジンを交換。そのため、予選では17番手のタイムを記録したものの決勝グリッドは最後尾。結局ハイドフェルドはピットスタートを選択することになる。その他、予選から決勝までにポールのバリチェロは右後輪を交換、佐藤琢磨は4速ギヤとドッグリングを交換している。
スタート直前、路面はほぼ乾いている状態だったが、バリチェロ、デイビッド・クルサード、フェリペ・マッサ、ジャンマリア・ブルーニら4人はスタンダード・ウエットタイヤを選択している。それ以外はドライタイヤ。フォーメーションでドライ組は激しいウィービングでタイヤを温めるが、ウェット組の中からクルサードだけがスタート前にピットイン。ドライに交換している。
18台がグリッド上からスタート! バリチェロが好スタートで、シューマッハーはやや遅れて1コーナーをカット。さらにシューマッハーは加速が鈍り、第2シケインでシューマッハーをはじめパニス、ピッツォニアらがスピン。シューマッハーは一気に14番手前後に順位を落とす。オープニングラップはバリチェロ、フェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトン、キミ・ライコネンの順位で通過した。
バリチェロは2周目、ウェットタイヤの恩恵を活かし一気にアロンソを8.2秒リード。まだウェットの方が速いようで、琢磨もマッサに抜かれている。翌周、第2シケインで3番手のファン−パブロ・モントーヤがミス。バトンが抜いていく。
しかし、ウェットが速いのはここまで。4周目、アスカリ・シケインで2番手フェルナンド・アロンソがバリチェロを抜く。バリチェロはそのままピットイン、タイヤをドライに交換した。結局6周目を終えて、アロンソ、バトン、モントーヤ、ライコネン、佐藤琢磨、クリエンがトップ6を形成。バリチェロは9番手、シューマッハーは11番手となっている。
10周目には、先頭のアロンソがピットイン。13周目にはモントーヤ、シケインをショートカットした佐藤琢磨、アントニオ・ピッツォニア、キミ・ライコネンらがピットイン。しかしここで前戦のウイナー、ライコネンはリタイアとなってしまった。
先頭に立っていたバトンは、14周目にピットイン。ピットアウト後も首位をキープ。2番手アロンソが20周を過ぎたあたりから秒差でバトンに迫り、3番手モントーヤ、4番手バリチェロ、5番手佐藤琢磨と続く展開となる。
31周目には、ピットインしたミナルディのジャンマリア・ブルーニの車から火の手が上がる。ピット作業中の燃料漏れだったが、すぐに火は消し止められ、ケガ人などはいなかった。
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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