ベルギーＧＰで、ルノーのヤルノ・トゥルーリもフェルナンド・アロンソも、素晴らしいグリッドを獲得したものの、それを決勝では全く生かせずに終わった。
　トゥルーリはポールポジション、アロンソは３番グリッドからのスタートとなったが、レースが終わってみれば、トゥルーリは９位フィニッシュで入賞外、アロンソはスピンしてリタイアに終わった。
「今日は何が起こったのか分からないよ」とトゥルーリ。「第１スティントでは順調だったのに、最初のピットストップ後、マシンは運転不能になってしまった。リヤのグリップがなくなり、ハイスピードコーナーでの信頼性はまったくなかった。こうなってはスパのコース全周にわたって不利になってしまう。これには心底腹が立ったけど、今となっては、何が起きたのかを解明したいよ」
　アロンソはさらに自分に起きた状況に驚いている。「レースをリードしていたのにリタイアするというのは、決していいことではないよ。特にシーズンのこの段階ではね。ライコネンや他のマシンに対しても渡り合っていたし、自分のペースで走り出せた時に、ターン５の進入でスピンしてしまったんだ。立て直したけど、ターン８でまたスピンしてコースアウトした。その時には、左のリヤがオイルにまみれているのが見えたよ。今日はいい結果が出せるチャンスがあっただけに、なんとも残念だ」

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