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[MI]ラルフ・シューマッハが今季最高の成績

2004年6月15日

※レース終了後の審議により、ウイリアムズとトヨタの2チームがブレーキ関連のレギュレーション違反により失格と裁定されました。これによりレース結果は、1位M.シューマッハ、2位R.バリチェロ、3位J.バトン(B・A・R)。以下ミシュランドライバーは、5位K.ライコネン(マクラーレン)、6位D.クルサード(マクラーレン)、9位C.クリエン(ジャガー)となりました。 以下の文書は審議前に掲載されたものです。

 ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が2ストップ作戦の利点を生かして先頭に立ち、カナダで今季7勝目を挙げた。しかし苦労した末のグランプリ通算77勝目だった。序盤をリードしたのは、ポールポジションからスタートしたラルフ・シューマッハ(ウイリアムズ)だ。しかしその3回ストップ作戦は、兄に較べてわずかに効率が悪く、1秒後方でのゴールとなった。それでもラルフとウイリアムズチームにとっては今季これまでで最高の成績だ。
 今週末のミシュランは、ル・マン24時間に勝ち(アウディ)、MotoGPのバルセロナGPに勝ち(ヤマハのバレンチーノ・ロッシ)、ニュルブルクリンク24時間に勝って(BMW)素晴らしい成績をおさめたが、最後のF1カナダGPは、スターティンググリッドの5位までを独占していながら、レース結果は僅差の2位に甘んじた。しかしルノーが2台とも技術的トラブルでリタイヤしなければ、流れは違っていたかもしれない。ヤルノ・トゥルーリ(ルノー)はスタート直後に車を停め、フェルナンド・アロンソ(ルノー)はトップグループに迫りながら、最後の2回目のピットストップを目前にしてコース脇に停まった。
 
 3位はルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)で、以下は、4位ジェンソン・バトン(B・A・Rホンダ)、5位ファン‐パブロ・モントーヤ(ウイリアムズ)、6位ジャンカルロ・フィジケラ(ザウバー)、7位キミ・ライコネン(マクラーレン)、8位クリスチアーノ・ダ・マッタ(トヨタ)と続いた。デビッド・クルサード(マクラーレン)は、チームとして今季初のダブル入賞まであと一歩だったが、オープニングラップの第1コーナーでクリスチャン・クリエン(ジャガー)と接触してスピンしたのが響いた。クリエンはレース中に他のアクシデントにも遭い、結局13位でフィニッシュした。


 オリビエ・パニス(トヨタ)は10位に入ったが、その他のミシュランドライバーは完走できなかった。佐藤琢磨(B・A・Rホンダ)は、予選後にサスペンションを手直ししたためピットレーンからスタートし、トップ10まで追い上げたが、エンジンがトラブルを起こした。マーク・ウェバー(ジャガー)は、オープニングラップ第1コーナーの混乱の中で右フロントタイヤを損傷した。またリヤサスペンションにも損傷を負っており、これが原因で8周目にリタイヤした。
 レース終盤、フェリペ・マッサ(ザウバー)がフロントホイール脱落によりターン10で激しくクラッシュした。幸い大きな負傷はなかった。

ピエール・デュパスキエ
(ミシュラン・モータースポーツディレクター)

「ほとんどのパートナーチームは、私たちが推薦した硬めのタイヤでレースを走りました。このタイヤは速さも耐久性もそなえていました。ラルフ・シューマッハとフェルナンド・アロンソは、それぞれ1分14秒0と1分14秒1のラップタイムでかなりの周回を重ねました。これは私たちのタイヤがスティントを通じて競争力のあるタイムを出せることをしめしています。ルノー勢が完走していたら最終結果に大きな影響を与えていたはずなので、2台ともリタイヤというのは残念です」
 
パスカル・バスロン(ミシュラン・F1プログラムマネージャー)
 
「私たちのタイヤは週末を通して安定した力強いパフォーマンスを発揮しました。ドライバーによって作戦が2回ストップと3回ストップに分かれても、タイヤは問題ありませんでした。ウイリアムズチームが調子を取り戻してきたのはうれしいことです。ルノーは首位争いをする力を持っていたのに、残念ながら技術的トラブルが起きてしまいました」




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