[BS]フェラーリと共に、ライバルを抑え優勝を遂げる
2004年6月15日
カナダGP決勝でフェラーリとザウバーはブリヂストンタイヤを最大限に活用してライバルたちを抑え、 逃げ切った。タイヤの安定性を最大限に活用したミハエル・シューマッハ、ルーベンス・バリチェロ(いずれもフェラーリ)、ジャンカルロ・フィジケラ(ザウバー)は、いずれもツーストップ作戦を採り、それぞれ1位、2位、4位でゴールした。フェラーリはコンストラクターズ・ランキング首位に立っており、2位につけているコンストラクターの2倍以上のポイントを獲得している。
一方ザウバーはさらにポイントを重ねて、マクラーレンを抑えコンストラクターズ・ランキング5位の座を守った。しかしフィジケラのチームメイト、フェリッペ・マッサ(ザウバー)は不運にも終盤の残り8周でリタイヤした。ニック・ハイドフェルト(ジョーダン)も力強い走りを見せていたが、ピットストップ時に事故に遭いチャンスを逃した。ハイドフェルトのチームメイトで今回F1レース初出場を果たしたティモ・グロック(ジョーダン)は、安定したレース運びを見せて7位でゴールした。ゾルト・バウムガルトナー(ミナルディ)も完走した。
●菅沼寿夫/ブリヂストン・モータスポーツ・テクニカル・マネージャー:
「今日のブリヂストンタイヤのパフォーマンスを大変誇りに思う。ブリヂストン装着ドライバーは全員6番手以降のグリッドからのスタートだったのでなおさらだ。慎重に練った戦略で、フェラーリはミハエルとルーベンスの1-2を実現することができた。我々のタイヤパフォーマンスがブリヂストン装着各チームの戦略を支えたことに満足している。ザウバーもこのメリットを生かすことができた。ジャンカルロがレース中終始安定した走りを見せ、再びポイントを獲得できたのは素晴らしいことだ。フェリッペは不運な事故に見舞われた。彼がどんな様子か知らせを待っている。8戦中7勝を挙げたからといって、現状に留まることはない。常に改良の余地はあるものだ。次戦アメリカGPから戻り次第、開発プログラムを進める予定だ。」
●ロス・ブラウン/フェラーリ テクニカル・ディレクター:
「さまざまな出来事が起こったエキサイティングなレースだった。ブリヂストンタイヤが素晴らしい性質を備えているとわかっていたので、これを活用してレースで最大限の効果をあげられる戦略を立てた。
序盤は前方のマシンに行く手を阻まれて気を揉んだが、コース上がすき始めたらすべてがうまくいった。ドライバー同士でも戦いがあったようで若干タイムロスを喫してしまった。ルーベンスがラルフ(シューマッハ)の後方でコースアウトしたのは残念だった。しかし、あまり欲張ってはならない!」
●ウィリー・ランプ/ザウバー テクニカル・ディレクター:
「スタートがあまり良くなく渋滞に巻き込まれた。しかしすぐにコース前方がすき始め、落ち着いて2ストップの長距離走行を行い、競争力を発揮することができた。ポジションを取り戻せたのは、マシンとブリヂストンタイヤの優れたパッケージのおかげだ。」
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |