[Honda]バトンが繰り上げで3位入賞
2004年6月14日
※レース終了後、FIAによりウィリアムズ、トヨタの4台の失格が決定されたため、4位完走したB・A・R Hondaのジェンソン・バトンは、繰り上げで3位入賞となった
カナダGP決勝レースで、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが4位入賞。惜しくも表彰台の獲得にはならなかったが、これで開幕以来の全てのレースでポイントを獲得したことになる。前日の予選で17番手だった佐藤琢磨はピットスタートを選択。最後尾から追い上げたものの、10番手までポジションを上げたレース後半の49周目、エンジントラブルのためリタイアを喫した。
決勝当日は、前日より雲が多いものの晴れ間が広がり、雨の降りそうな気配はない。前日の予選で17番手だった佐藤は、レースカーがアタックラップ中のスピンで損傷していたこともあって、Tカー(スペアカー)でレースに臨んだ。燃料を十分に搭載し、ピットレーンからスタートする作戦を選択した。
スタート直後、3番手スタートのJ・トゥルーリ(ルノー)が失速し、そのまま止まってしまう。さらに1コーナーで数台が接触したが、ピットスタートした佐藤は、その混乱をかいくぐって、15番手にポジションを上げた。そして3周目には14番手に。2番手のバトンは、ポールポジションのR・シューマッハ(ウィリアムズ)を追走する。
佐藤はレース序盤、オーバーステア傾向がひどくペースが上がらなかったものの、15周目前後から回復。しかし先行するマシンを抜きあぐねて、20周目の時点で12番手。その後10番手まで上がったところで、23周目に最初のピットイン。その時点でバトンは依然2番手。前を行くR・シューマッハを猛追する。
レース折り返し地点の35周目。2回目のピット作業を終えたバトンは、5番手に後退。11番手を走行中の佐藤は、前のO・パニス(トヨタ)との差を1周あたりコンマ5秒以上詰めて行く。42周目、佐藤はヘヤピンでパニスのインを刺すが、ブレーキングでスピンしてしまう。しかし両車はその後ピットインし、46周目には佐藤はパニスをパスし、10番手にポジションアップ。しかし49周目、佐藤のマシンは2コーナーを全開で立ち上がったところで、白煙を上げてスローダウン。エンジントラブルによるリタイアとなってしまった。
一方のバトンは3回目のピット作業を終え、4番手を走行。3戦連続の表彰台獲得が期待されたが、前を行くR・バリチェロ(フェラーリ)との差はなかなか縮まらない。5番手走行中のJP・モントーヤ(ウィリアムズ)に猛追されるが、最後までしのいでそのままチェッカー。今季6回目の表彰台獲得にはならなかったが、これで開幕以来8戦連続のポイント獲得となった。
ジェンソン・バトン (3位)
「5ポイント獲得は重要なことだと思うけれど、表彰台には上れると思っていたのに、実現できなくて非常に残念だよ。スタートも決まり、ルノーのヤルノ(トゥルーリ)を抑えるることができたんだ。1回目のピットストップの前まではオーバーステアに悩まされたんだけど、ピットストップでマシンのバランスを良くするため、アンダーステア方向に、セッティングを変えたんだ。でも、その変更では十分でなくて、レース中を通してグリップが足らなかった。2回目のピットストップの時は、クラッチを離したときにアンチストールが作動して、スタートの加速がにぶってしまった。我々のレースのペースはフェラーリに比べて遅かったけれど、ウィリアムズの1台に後ろになってしまうとは思ってもいなかったよ。アメリカGPに向けて、何が悪かったか、何をしなければいけないか、考えなければいけないね」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |