トヨタ、2台揃ってポイント獲得
2004年5月24日
午後2時に決勝レースへのフォーメーションラップがスタートしたが、オリビエ・パニスがスタート出来ず。全車午後2時09分に、再びフォーメーションラップのやり直し。しかし、オリビエ・パニスはこのフォーメーションラップもスタート出来ず、77周で競われることなった決勝レースをピットスタート。クリスチアーノ・ダ・マッタは、12位から序盤戦へと突入した。
ところが、早々3周目にG.フィジケラ(ザウバー)が、佐藤琢磨(BARホンダ)のエンジンブローの白煙に行く手を遮られるように転倒し、セーフティカー導入。午後2時26分に再スタートが切られ本格戦が始まった。その後は、クリスチアーノ・ダ・マッタが、着実に追い上げ、46周目には、常勝M.シューマッハ(フェラーリ)も戦列を去る波乱のレースで躍進。一時4位争いに加わる健闘を見せ、途中ドライブスルーペナルティを受けるハプニングも克服し、6位でフィニッシュ。オリビエ・パニスも、ピットスタートながら、ベテランの執念を見せ付けて8位でチェッカーフラッグ。パナソニック・トヨタ・レーシングは、2台揃って、見事、今季初ポイントを獲得した。
クリスチアーノ・ダ・マッタ
「今シーズンで一番力を発揮出来たレースだった。6位で3ポイントを獲得出来たことは素晴らしいが、もっと良い結果も得られたはずだ。クラッチに不調を抱え、2回目のピットストップでは、タイムロスをし、後続車の走路を阻んだとして、ドライブスルーペナルティも課せられてしまった。このドライブスルーペナルティは、本当に妥当だったかは、裁定を仰ぎたい。私は、R.バリチェロよりも、2、3秒しか遅れておらず、最初のピットインでは、彼の前に出ることさえ可能だった。本当に不運なペナルティを受けてしまった。4位さえも手中にあったのに6位に甘んじてしまったのが悔しい」
オリビエ・パニス
「2回もスタート出来なかったにもかかわらず、8位を得られたことは、チームとしては良しとせねばならない。レース中のほとんどで、ブレーキに問題を抱えてしまい、ブレーキをかばいながら、戦わざるをえなかった。しかし、ベストを尽くしてチェッカーフラッグをくぐり、ポイントも獲得出来たことは、応援をしてくれている、トヨタファミリーとともに、喜びたい。ただ、これは、ほんの序章にしか過ぎず、我々は、来週のレースに向けて体制を整えなくてはならない」
マイク・ガスコイン:シャシー担当 テクニカルディレクター
「チームの努力で2台共ポイントを獲得出来たことは素晴らしい。ただ、2台共クラッチに問題を抱え、オリビエ・パニスは、スタートに失敗してしまった。また、クリスチアーノ・ダ・マッタは、ペナルティを課せられてしまったが、規則の公平という見地からも、今後、FIAの裁定を待ちたい」
高橋敬三 : 技術コーディネーション担当ディレクター
「何が起こるか分からないモナコGPで、両ドライバーが共に、辛抱強く、全力で戦い抜いてくれた。2台揃ってのポイント獲得には、我々の信頼性が大きな武器となった。次戦は、チームの地元で行われるヨーロッパGPなので、この一週間をぎりぎりまで作業を続け、連続ポイント獲得を目指す」
冨田 務 : TMG会長兼チーム代表
「今まで苦手としていたモナコGPで、2台揃ってポイントを獲得出来たことは、我々にとって画期的とも言える。波乱のレースでチームの対応も大変であったが、マイク・ガスコインを始めとして、機敏に戦い抜いたことが、成果に結びついた。今後のレースも、自信を持って戦いに臨み、着実に進歩し続ける」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |