人気映画『オーシャンズ11』の続編『オーシャンズ12』が、モナコでジャガー・レーシングとタイアップし、宣伝活動を行う。
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、アンディー・ガルシア、ジュリア・ロバーツら主な出演者が、毎年恒例のカンヌ映画祭の後モナコ入りし、ジャガーチームに合流する。
F1では初めてのことだが、ジャガーのチームシャツ、ドライバースーツ、メカニックスーツから、ガレージやマシンにいたるまで、映画のイメージがあしらわれることになった。映画製作者が、世界中に4億人いるといわれるテレビ視聴者をターゲットに、モナコやF1と、今回限りのタイアップを行ったのだ。
プロデューサーのジェリー・バイントロウブは次のように語る。「モナコGPは、世界のレーシングカレンダーのハイライトだ。『オーシャンズ12』は今年の映画の中で、最も陽気でスリリングでお洒落な映画になるだろう。私たちはF1のファンが申し分のないオーディエンスであると考えているからこそ、今回のパートナーシップを実現することにした。そのためにジャガーは好ましいパートナーだ。出演者たちは、自分たちの名前がモナコのストリートを250km/hで疾走するのを見るのを楽しみにしている」
映画製作者側とジャガー、ランドローバー、アストン・マーチンがパートナー合意を交わしことで、今回のタイアップが実現することになった。
ジャガー、並びにランドローバーCEOでありジャガーチームの重役であるジョー・グリーンウェルは次のように語った。「『オーシャンズ12』は、お洒落で洗練されていて贅沢な雰囲気の映画だ。そうしたものは映画に登場する私たちの車に欠かせない要素である。今年のハリウッド映画の中で一番の大作、F1カレンダー中最大のイベント、そして最高のマシンと、極めてエキサイティングなものが一堂に会することになる」
昨年のモナコGPで、ジャガーはスタインメッツ・ダイヤモンドコレクションと1度限りのパートナーシップを交わし、マシンのエンジンカバーにペイントした伝統の「リーピング・キャット」のロゴをピンク色に塗り、話題を振り撒いていた。
今週は忙しい週末を迎えることになるジャガーだが、その他にも、19日(水)にモナコのSASクラシックカーコレクションで、新スポンサーを発表する予定だ。