F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:自信を持って臨んだ予選。足回りを変更した“自分用セットアップ”でAT04を乗りこなしたリカルド

2023年10月30日

 ダニエル・リカルド(アルファタウリ)がF1第20戦メキシコシティGPの予選で4番手を獲得した。アルファタウリにとって今シーズン予選最高位となるこの4番手は、リカルドにとってもマクラーレン時代の2021年のベルギーGP以来の快挙だった。

F1 Topic
メキシコシティGP日曜日の朝、サーキット入りしたリカルドは角田とそのトレーナーとグータッチをかわす


 ただし、リカルドは「4番手は驚いたが、トップ6か7には入ることができる自信があった」と、この結果は決してまぐれではないと語った。


 というのも、リカルドはこのメキシコシティGPから自分のドライビングスタイルに合わせた新しいセットアップを試していたからだ。アルファタウリで仕事をしているホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎(トラックサイドゼネラルマネージャー)はこう語る。


「ダニエルがチームに加入したとき、最初の2戦はまずアルファタウリのマシンを学習することに専念していました。2戦のデータを元に、夏休み明けのオランダGPから自分のドライビングスタイルに合わせたセットアップをトライする予定でした」


 ところが、そのオランダGPの初日のフリー走行でリカルドは目の前でクラッシュしていたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)のマシンを避けようとして自らもクラッシュし、左手を骨折。カタールGPまでの欠場を余儀なくされ、新しいセットアップもお蔵入りとなっていた。


 復帰初戦となったアメリカGPは、スプリント・フォーマットのため、セットアップを調整できる時間はフリー走行1回目の60分間しかなく、リカルドはチームと協議して、メキシコGPからトライすることとなっていた。


 チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズによれば、変更したのは足回りだという。

F1 Topic
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズ


「ダニエルのドライビングスタイルはユウキと異なり、ブレーキングポイントがやや早く、その後スピードを乗せながらコーナーのエイペックスに切り込んでいく。その状態でピレリタイヤを機能させられるよう前後のサスペンションのバネレートを調整した」


 この変更により、リカルドはブレーキングとコーナーの進入により自信を持つことができるようになり、滑りやすいエルマノス・ロドリゲス・サーキットでも巧みにアルファタウリのマシン『AT04』を操縦することができた。

F1 Topic
2023年F1第20戦メキシコシティGP ダニエル・リカルド(アルファタウリ)


 自分用のセットアップで臨む初めてのレースで、リカルドがどんな走りを見せるのか。エドルズは「とても楽しみにしている」と笑った。



(Masahiro Owari)




レース

9/20(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/21(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/22(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン331
2位ランド・ノリス279
3位シャルル・ルクレール245
4位オスカー・ピアストリ237
5位カルロス・サインツ190
6位ルイス・ハミルトン174
7位ジョージ・ラッセル155
8位セルジオ・ペレス144
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ24

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム516
2位オラクル・レッドブル・レーシング475
3位スクーデリア・フェラーリ441
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム329
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム31
8位ウイリアムズ・レーシング16
9位BWTアルピーヌF1チーム13
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第18戦シンガポールGP 9/22
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd15 オランダ&Rd16 イタリアGP号