24歳にして既に5回の世界チャンピオンを獲得しているMotoGPの大スター、バレンティーノ・ロッシが数週間以内にトヨタにおいて、F1カーのテストを行うようだ。このニュースを伝えているのはイギリスのWEBサイトAutosport.com。
　MotoGP王者ロッシは以前より4輪レースへの興味を明らかにしていた。2002年にはプジョーを駆ってWRCにスポット参戦しているし、ここ数年はF1においてもB･A･Rやフェラーリ等のテストに参加するのではないかという噂が飛び交っていた。こうした噂がついに具体的な話になったのは、先週末オーストラリアで行われたF1開幕戦だ。ロッシはMotoGPのテスト日程の合間を縫ってメルボルンのF1パドックに姿を現した。この時に彼はフェラーリ他数チームと接触しているが、ついに彼が座るシートはトヨタと決まったようだ。ロッシは長年在籍したホンダを離れ、ヤマハから今年MotoGP参戦をする。そのヤマハはトヨタが親会社という関係があり、話が問題なく進んだものと推測される。
　「ボクの最初のモータースポーツ経験は実はKARTなんだ。過去にラリーレースにも出ているけど、いつかはF1カーに乗りたいと思っていた。その想いがついに果たせそうだよ。」とロッシは語っている。
　ちなみに同サイトは、ロッシがF1シートを試す際に、トヨタF1のレギュラー・ドライバー、オリビエ・パニスはロッシのMotoGPマシン「YZR-M1」に乗ってみる事になっていると伝えてもいる。

• -
  ツイート
• 0
  シェア