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ハミルトン「メルセデスF1は現状では優勝争いをすることはできない」ポーパシングの解決には時間がかかるとの見解
2022年3月13日
2022年F1バーレーンテストでの走行を終えた後、ルイス・ハミルトンは、メルセデスはシーズン序盤は優勝争いに加わることはできないとの予想を示した。W13には今年最速のマシンになるポテンシャルはあるが、それを引き出すのには時間がかかるという見解だ。
バーレーン初日に、メルセデスは、極端にスリム化されたサイドポッドを導入し、話題を集めた。しかし3日間を通してメルセデスは、今季F1マシンの問題点であるポーパシング(高速でマシンが激しく上下に振動する現象)に苦労し続け、トップのタイムを出すことはなかった。
最終日、午前中にロングランを担当したルイス・ハミルトンは78周を走り、1分36秒217(C5タイヤ)で18人中17番手、午後のジョージ・ラッセルは71周のなかでシングルラップのプログラムに取り込み、1分32秒759(C5タイヤ)で5番手だった。
メルセデスは、この日もポーパシングの問題への理解を深めるために、幅広いセットアップを試してデータを収集し、開幕戦バーレーンGPまでに「W13の真のパフォーマンスを引き出すために、このデータの分析を行う」と述べている。
トラックサイド・エンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは「どちらのセッションも非常に有益で、バウンシングにおいて少し改善することで、限界においてのマシンの扱いにくさが軽減し、セットアップも正しい方向へ一歩前進したように思う」とコメントした。
「バウンシングをさらに改善し、マシンをもっと安定させることができれば、ペースを大幅に上げられる余地がある。データを大量に収集したので、今後数日で問題点をさらに理解していきたい」
「開幕戦で優勝をかけて戦うためには、もう少しペースが必要だと思うが、急速に学習し、開発を進めているので、その点に集中して、7日後に自分たちの位置を確認したい」
■ハミルトン「実力を故意に隠しているわけではない。今最速なのはフェラーリかレッドブル」
ハミルトンは、チームのプレスリリースにおいて、次のようなコメントを発表している。
「僕たちには乗り越えるべきハードルがいくつかある。でも、来週には自分たちのペースをもっとしっかり示すことができるだろう」
「今の時点で僕たちが最速ではないことは、誰もが分かるはずだ。最速になれるポテンシャルはこのマシンにあるけれど、それを引き出すためには学習を積み、いくつかの問題を解決していく必要がある。今その部分に懸命に取り組んでいる」
「チーム内には、どんな問題に直面しても僕たちには必ず解決できるという自信がある。それを実行していくよ。ファクトリーの皆が今の問題を解決してくれると信じている」
「ひとつ確かなのは、来週末の開幕戦に、このファイティングスピリットを持って臨むということだ」
一方ハミルトンは、自身の走行後の会見では、メルセデスは故意に力を隠しているのではないかという説を否定した。
「今の時点では優勝を争えることはないと思う。来週にはもっと良いペースを見せることになるだろうけどね。僕たちは自分たちを過小評価していると言う人たちもいるけれど、今年は少し違う」
「今のところ、僕たちは最速ではない。フェラーリが一番速そうに見える。レッドブルがそうなのかもしれない。その後ろに来るのが、僕たちかあるいはマクラーレンかもしれない。いずれにしても僕たちは現時点ではトップではない」
2021年に、メルセデスはテストで低調に見えたが、バーレーンでの開幕戦でハミルトンは優勝した。しかし今年はそうはならないと、ハミルトンは主張した。
「(2021年とは)かなり違う感じだ。去年は難しいセッションを経験しながら、決勝に向けて切り替えることができたが、今年は去年のようにうまくいかない気がする」
「今年の方がはるかに大きな課題を抱えており、状況を好転させるのにはかなり時間がかかるだろう。僕が聞いた話では、引き出せるペースはかなりあるということだけどね」
「このマシンには、上位に立てるポテンシャルがある。でも、乗り越えるべきハードルがあるんだ」
チームメイトのジョージ・ラッセルは、「マシンの性能を最大限に引き出し、限界を押し広げようとすると、バウンシングがひどくなる」と述べた。
「快適とは言えないけれど、僕は、パフォーマンスがあるなら、快適さなんてどうでもいいと思っている」
「今の時点では、ライバルたちに一歩遅れているようだ。来週(の開幕戦)までに、マシンへの理解を深めるために、たくさんの作業に取り組む必要があるね。W13にはたくさんのポテンシャルがあり、チームの皆がそれを引き出してくれると僕は信じている。パフォーマンスを解き放つ方法を見つけるだけだ」
「バウンシングの問題が、マシンを正しいウインドウに入れる能力に影響を及ぼしている。チームは解決策を見つけるために懸命に取り組んでいるところだ。これは長いゲームだ。僕たちにはパフォーマンスがあると信じている。それを見つけ出せばいいんだ」
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |