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フェルスタッペンとハミルトンは「危険を冒し、マシンやコースの安全性能に頼り切っていた」元F1王者ハッキネン
2022年2月7日
2度のF1世界チャンピオンであるミカ・ハッキネンは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が2021年シーズンに戦う際に“非常に重大な危険”を冒しており、身を守るにあたっては、マシンとコースの安全性に頼っていたと考えている。
フェルスタッペンとハミルトンのふたりは2021年のレースを支配しており、予想どおり何度かコース上で接触したが、幸いにも身体的なダメージはなかった。しかしながら、シルバーストンでのイギリスGPスタート時のクラッシュでは、フェルスタッペンはバリアに激突してしており、悲劇的な結末を迎える可能性もあった。
ハミルトンはモンツァでも同様に運がよく、ふたりが起こしたクラッシュで傷を負うことはなかったが、フェルスタッペンのマシンがハミルトンのメルセデスに乗り上げた。ヘイローに守られてはいたが、車体がハミルトンのヘルメットに当たるまでわずかのところだった。
ハッキネンは1995年にオーストラリアで命に関わる大クラッシュに見舞われ、数日間昏睡状態に陥ったことがある。危険な行動に関して言えば、フェルスタッペンとハミルトンはしばしばバトル中に際どいことをしているとハッキネンは語った。
「最近のF1マシンは非常に安全だ。マシンとサーキットが安全性を高めるように設計されていることで、ドライバーはこうしたリスクをとる自信を持ってしまう」とハッキネンは語った。
「自宅のソファで、もしくはグランプリに行ってパドッククラブやパドックでレースを見ている時は複雑な気分になる。コクピットに座っているのでもなければ、シーズン末には1ポイントですら重要になるからああしたリスクを取らなければいけないというプレッシャーもない」
ハッキネンはF1のふたりのトップドライバーがしばしばぎりぎりの行動をすることを理解しているが、彼は自身がキャリアのなかでそのような“重大な危険”を決して冒さなかった理由を説明した。
「あのふたりのドライバーがやったようなことをするのが私のスタイルだろうか? そうではない」とローレウス世界スポーツアカデミーのメンバーであるハッキネンは語った。
「それは私のスタイルではない。なぜなら私はひどい事故に遭ったことがあるからだ。長い入院生活を過ごし、怪我の痛みを知っている」
「あのふたりはそのことを知らないから、危険を冒す。非常に大きな危険だ。そしてマシンやコースの安全性能に頼り切っている」
「だから危険を冒す。だが同時に言っておくが、これはショーであり、ファンはそういうところを愛している。彼らは大喜びするのだ」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |