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グロージャン「タイヤにはグリップと一貫性が欠けている」と主張も、スペインGPでは過度な心配をせず
2019年5月9日
ハースF1チームのロマン・グロージャンは、今週末のスペインGPの舞台となるバルセロナが暖かく、カタロニア・サーキットはタイヤに高い負荷のかかるトラックではあるものの、タイヤを機能させることに関して過度に心配しすぎてはいないという。
この数レース、ハースはタイヤのマネージメントに苦戦しており、最適なウインドウのなかでタイヤを機能させることができていない。チームのエンジニアたちもこの問題には苦労しており、ドライバーが自信を失ったり、結果に結びつかない事態となっている。
スペインGPを前に、グロージャンは「タイヤのグリップと一貫性が欠けている」と話した。
「一貫性がないのでタイヤを限界までプッシュできず、まったく自信を持つことができない。もし限界を超えたことをすれば、タイヤがロックしたりマシンがコース外へ出てしまう」
「タイヤが機能しなければ、マシンは望み通りに動いたとしてもパフォーマンスを発揮できない」
「F1では自信を持つことが重要だ。だけどタイヤが作動しないときは、自信を持つチャンスがないんだ」
バルセロナで行われたプレシーズンテストでは、ハースのVF-19はパフォーマンスを発揮していた。また今週末、ハースは大型のアップデートを投入する予定であり、グロージャンはタイヤの問題を解決することに繋がるはずだと希望を持っている。
「バルセロナに戻ることは重要だ。ヨーロッパでの最初のレースだし、僕たちはマシンに大型のアップデートを施すつもりでいる」
「それに(カタロニア・サーキットは)大きな負荷のかかるトラックだけど、理論的には、タイヤが機能するかどうかについてあまり過度には心配していない」
「僕たちはプレシーズンテストで間違いなくタイヤを機能させられたので、バルセロナに戻ってきてもう一度それができるのかどうかというのは、良いテストになるだろう。ここではマシンが速いはずだというのをわかっているからね」
しかしグロージャンは、今週末は中団に位置するライバルチームもハースと同様にアップデートを投入するということを大いに理解している。
「ご存知の通り、全員がアップデートを投入する予定だ。つまり、『Bスペックマシン』を手にするようなものだ。したがって、少し状況が変わる可能性がある」
「僕たちのアップデートが正しい方向に機能することが重要だと思う。バルセロナで何ができるのかというのをわかっているので、これは大切なことだ。そのパフォーマンスをまた発揮できるのかどうか、僕たちのペースがどれほどのものだったのかは、じきにわかるだろう」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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