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フェラーリ会長「2018年はライコネンにとって最後のF1シーズンになり得る」後任は若手ドライバーと示唆

2017年12月20日

 フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネが、2018年にキミ・ライコネンのポテンシャルを最大限に引き出す術を見つけられなければ、もう契約延長はしないと語った。


 現在38歳のライコネンは、2007年にフェラーリに加入した年にドライバーズタイトルを獲得した。3年を過ごした後、ラリーに転向し、2012年にF1に復帰。2014年に再びフェラーリに加入し、2018年も残留することが決まっている。


 しかしこの4年、ランキングでチームメイトを上まわったことがなく、2014年はフェルナンド・アロンソ、2015年以降はセバスチャン・ベッテルに大きく引き離されており、勝利も挙げていない。


 マルキオンネ会長は、ライコネンが一貫して素晴らしいパフォーマンスを発揮できるようにならない限り、フェラーリに残留するチャンスはないと語った。


「私が思うに、正しいキーを見つけられれば、ライコネンは神のようなドライビングをする」とマルキオンネ会長は、フェラーリのメディアイベントで語った。


「そのキーを我々は見つけなければならない。うまくいっているときの彼の走りを見ていると喜びを感じる。極めてクールな走りをするのだ。だが、うまくいかないときの彼は、まるで休憩しているように見える」


「パフォーマンスの一貫性が欲しい。彼に今年のモナコでのような走りを他のサーキットでも発揮させるためには、正しいキーを見つけ出すことが重要になる」


「(来年が)その正しいキーを見つけ出すための最後のシーズンだ。なんとか見つけなければならない。彼が真のポテンシャルを見せることなくF1を去ることになるのであれば、それは残念だ」


 2019年にライコネンを選ばない場合、フェラーリはベッテルのチームメイトに若手ドライバーを起用することになるとマルキオンネは発言した。


「(シャルル・)ルクレール、(マックス・)フェルスタッペン、(アントニオ・)ジョビナッツィといったドライバーには素晴らしいスキルがある。彼らはドライバーマーケットに大きな変化をもたらすかもしれない。ルクレールを選んだことには満足している」とマルキオンネ。


「我々がライコネンの正しいキーを見つけることができなければ、後任として若手ドライバーを選ぶことになるだろう」


 フェラーリのジュニアドライバーであるルクレールは2017年のF2チャンピオンで、2018年にはアルファロメオ・ザウバーからF1デビューを果たす。同じくフェラーリがサポートするジョビナッツィは今年、ザウバーで2戦に出場、来年同チームからFP1に参加することが決まっている。


 若手F1ドライバーのなかでも圧倒的な注目を集めるフェルスタッペンは、現在所属するレッドブル・レーシングとの契約を2020年末まで延長したばかりであり、当面はフェラーリに移籍する可能性はない。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)




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