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ルーキー、ストロールへの批判にウイリアムズF1が猛抗議

2017年6月6日

 ウイリアムズF1チーム副代表のクレア・ウイリアムズは、ルーキーのランス・ストロールへの批判は不当であり、もう少し時間を与えるべきであると主張した。


 今年ウイリアムズと契約してF1にデビューした、18歳のストロールは、ここまで6戦のなかで4回リタイアを喫してノーポイント(モナコは15位完走扱い)。一方チームメイトのフェリペ・マッサは4回入賞して20点を稼いでいる。


 ストロールは中国では1周目にセルジオ・ペレスと接触、バーレーンではカルロス・サインツとのアクシデントがあり、ロシアでは1周目にスピンしている。スペインではマッサが1周目にフェルナンド・アロンソと接触して最後尾に落ちたにもかかわらず、ストロールは最終的にマッサより11.5秒遅れでフィニッシュした。


 こういったパフォーマンスと結果から、ストロールに批判的な声があり、彼が裕福な家の出身であることもよく言及される。
「僕は、勝ってもこき下ろされるし、負けてもこき下ろされる」とストロール。
「こういう状況を受け入れているが、実際にはある意味、おかしいと思っている」
「でも、こういうことは僕がどうこうできることではない。僕は自分の仕事に集中するだけだ」
「1戦1戦やっていくよ」


 クレア・ウイリアムズも、ストロールへの厳しい意見に対し、もう少し様子を見るべきだと述べた。


「少し大目に見てあげるべきです。これまで何度か、非常に不愉快な報道がありました。フェアではないし、正当ではないと思います」


「彼はまだ少年です。皆、それを忘れています」


「F3からF1への移行がどれだけ難しいかを、皆忘れています。いきなり先輩ドライバーたちに勝った者などいません。そんなことは非現実的です」


「私たちは最初から、彼が慣れるには時間が必要だとお話ししてきました」


「今年ここまで走ったサーキットのなかで、初めての場所でもすべて、彼はうまく対応してきました」


「時にはリタイアすることもありますし、それは彼の責任ではありません」


「彼をターゲットにした批判はまったくもって不公平なものだと思います」


 クレア・ウイリアムズは、今F1の上位で戦っているドライバーたちも、デビューから数戦はストロールと似たような成績だったと述べている


「今F1で優勝しているようなドライバーたちも、最初の6戦は(ストロールと)似たようなものだったりします」


「批判をする前に、先例を見てみるべきです」


「彼は残念ながら6戦中、4戦をリタイアしました。でも先例を見て、大目に見ていただければありがたいです」


「彼はカナダを楽しみにしていますが、プレッシャーはとてつもなく大きく、楽な週末にはならないでしょう。完走して、いい結果を手に入れてほしいですね」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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