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急成長するフェルスタッペンを、ハミルトンが「あなどれない」と警戒

2016年7月13日

 F1イギリスGPで、マックス・フェルスタッペンのパフォーマンスを目の当たりにしたルイス・ハミルトンは、いまや彼は「あなどりがたい存在」であると考えている。


 フェルスタッペンは、トロロッソからレッドブルへ移籍して初戦のスペインGPで優勝。オーストリアGPとイギリスGPでは、2戦連続となる2位表彰台を獲得した。シルバーストンでの2位は、ニコ・ロズベルグがレース後10秒加算のペナルティを受けた結果の繰り上がりではあるものの、フェルスタッペンは速さで上回るロズベルグを、まだ濡れていた路面でオーバーテイク。その後、数十周にわたって抑えこむことに成功している。


「レッドブルが速いことは、わかっていた。レースでは僕ら(メルセデス)のほうがレッドブルより0.5秒ほど速いペースになると言われていたと思う。彼らが僕たちに対抗できるだけのペースは間違いなくあった。マックスは素晴らしいレースをして、あなどりがたい存在であることを証明しつづけている」と、ハミルトンは語った。


 ロズベルグはフェルスタッペンのディフェンスと、度重なるライン変更は「限界ぎりぎりの危険行為」と言うが、メルセデスのトップであるトト・ウォルフは18歳の若手ドライバーの走りに、大いに感銘を受けた様子で、こう評価している。


「レッドブルのマシンは、全体的に路面が非常に濡れていて、ドラッグが多いときに調子が良い。しかしマシンのポジションどりといい、マックスの走りぶりは目ざましいものだった。もっと良いマシンに乗っていたら、素晴らしいバトルができるはずだ」


 ダニエル・リカルドはイギリスGPの予選で、初めてチームメイトのフェルスタッペンを下回る結果となり、決勝も20秒ほど遅れて4位で終わった。今季これまでの予選ではチームメイトに完勝しており「少し腹が立つ」とも発言したものの、フェルスタッペンの活躍は両者を後押しするものだと言う。


「チームの雰囲気が少し変わったんだ。ドライバーの交替があったバルセロナでは、雑音が多かった。そこで彼が優勝したものだから、状況は混沌としていた。その後のモナコでは、僕にも事件が起きたしね。マックスが加入してからは忙しかったし、F1のチーム内ではいろいろなことが起きている。彼は攻めていて、うまくやっている。僕としては、絶対に彼の上に立っていたい。いまの状況は、僕らの秘めている力を、より引き出していると信じているよ」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




レース

6/28(金) フリー走行 19:30〜20:30
スプリント予選 23:30〜24:14
6/29(土) スプリント 19:00〜20:00
予選 23:00〜
6/30(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン219
2位ランド・ノリス150
3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
8位マネーグラム・ハースF1チーム7
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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