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レッドブル・ホンダ密着:本来の実力が発揮できなかった初日。パワーユニットの最適化が予選の鍵に/F1ドイツGP金曜
2019年7月27日
「フリー走行2回目では一番軟らかいコンパウンドでのアタックが、クリーンラップじゃなかったので、ラップを断念しないといけなかった。ここではタイヤは一発しか持たない。同じタイヤで再びアタックしたけど、グリップのピークは通り越していたんだ」
これは、F1第11戦ドイツGP初日のフリー走行2回目を終えて、5番手に終わったマックス・フェルスタッペンのコメントだ。フェルスタッペンはミディアムタイヤで7周走行した後、ソフトタイヤに履き替えてアタックに出たが、アタックラップ中に「エンジンの出力が変だ」と無線で訴え、チームからピットインするように指示を受け、アタックを断念していた。
いったい、何が起きたのか? ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは次のように説明した。
「ドライバビリティ改善のトライをしている中で、今回キャリブレーション(調整)を変えたんですが、それが想定していたよりも激しく動いたために、明らかにパワーが出ない状況が発生しました。そのため、2台ともピットインしてもらい、設定を元に戻して、再びタイムアタックしてもらいました」
問題が発覚したのが、フリー走行中に発生したため、残った時間を有効に使うため、ホンダはデータを一旦、イギリスGPのものに戻して走行を再開することにした。5分後にピットアウトしたフェルスタッペンだが、そのとき装着していたタイヤは5分前と同じソフトタイヤだっため、グリップ力はすでに落ち始めていた。
さらにフリー走行2回目のタイムは、チーム側のメニューを優先して、イギリスGPのデータで記録されたもので、必ずしも最適なものではなかった。土曜日に向けてはどのような設定で走るのがベストか、これから決めるという。
したがって、フェルスタッペンも「メルセデスやフェラーリとの差は少しあるけど、微調整すれば大丈夫だと思う。今日のタイム差より、ギャップはずっと小さいはずだから」と語っている。
15番手に終わったピエール・ガスリーのベストタイムも、同じ問題で満足のいく内容とはならなかった。さらにセッションの終盤、ロングラン中に最終コーナー出口でコントロールを失い、タイヤバリアにクラッシュして、初日を終えた。
フロントだけでなく、リヤのサスペンションも折ってしまったガスリー。幸いこの日に使用していたのはエンジンもギヤボックスもレース用のものでなかったため、土曜日に向けてはペナルティの心配はいらない。
実力が出し切れないまま、終わったドイツGP初日のレッドブル・ホンダ。土曜日の巻き返しに期待したい。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |