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F1オーストリアGP FP1:アップグレード投入のメルセデスがトップ、ガスリーは10番手
2018年6月29日
不安定な天候が予想されるオーストリアGPの週末。初日も朝から鉛色の雲が垂れ込めていたが、FP1の始まる午前11時には青空も見え始めた。気温19℃、路面温度25℃、微風のコンディション。セッション中の降水確率は、60%と比較的高めだ。
前戦フランスGPでレース中にパワーロスを訴えたカルロス・サインツJr.が、セッション前にターボを交換。サインツを含むルノーとマクラーレンのストフェル・バンドーンは、MGU-K、エナジーストアなどを交換。ただしフェルナンド・アロンソとレッドブル2台は、以前の仕様のまま走っている。
一方でルノーはこの週末から、予選時にエキストラパワーを発生する『パーティモード』を、カスタマーを含む全3チームの6台に導入したことを発表した。前戦フランスGPでワークスルノーのみがテストし、性能と信頼性確認ができたということのようだ。
開始後33分。ピットロードを走行中のセバスチャン・ベッテルの目の前に、ストフェル・バンドーンがガレージから飛び出し、あわや衝突しそうに。そのバンドーンは高い縁石に乗り上げた衝撃でノーズにひび割れが入り、緊急ピットイン。直後にはピエール・ガスリーも、フロントウィングのパーツを飛ばしている。
雨が降る前にということなのだろう、セッションが始まってすぐの時点から各車積極的に周回を重ねる。1セット目を返却する開始後40分の時点で、すでにブレンドン・ハートレーは21周をこなしている。首位はスーパーソフトのルイス・ハミルトン。ソフトを履いたダニエル・リカルドが、0.046秒差の2番手タイムだ。
セッション後半にウルトラソフトに履き替えたハミルトンは、正午過ぎに1分4秒839を記録。バルテリ・ボッタスもすかさず1分4秒966のタイムで、2番手に付けた。首位から0.233秒差でマックス・フェルスタッペン3番手。ベッテルはさらに0.1秒落ちで4番手。リカルド、ライコネンと続いて、中団勢トップの7番手には、ロマン・グロージャンが付けた。
メルセデスの2台以外は、1分5秒台を切ることができなかった。メルセデスはフランスGPでパワーユニット改良版を持ち込んだのに続き、今週末は大幅な車体アップグレードを投入。その効果が、早々に出たということか。
トロロッソ・ホンダは、旧仕様のパワーユニットで走行したガスリーが10番手。フロアやウイングなど新たな空力仕様を試したハートレーは、20台中最多の45周をこなしたものの、首位ハミルトンから約2秒落ちの19番手に留まった。
(Kunio Shibata)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |