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中国GP決勝直前情報:ソフト vs スーパーソフト。スタートのタイヤは、どちらが正解なのか
2016年4月17日
F1第3戦中国GP、予選後の上海インターナショナル・サーキットのパドックは、驚きと興奮に包まれていた。2年連続チャンピオンのハミルトンが、まさかのQ1脱落となったからである。ハミルトンのQ1落ちは2014年のハンガリーGP以来のことで、理由も同じパワーユニットのトラブル。また、ハミルトンは中国GPで2013年から3シーズン連続ポールポジションを獲得していたが、その記録も途切れることになった。
MGU-Hにトラブルが見つかったハミルトンのパワーユニットは、すでに車体から切り離され、今季2基目が搭載されている。タイムを出せず予選は通過していないが、フリー走行のタイムによってレースへの参加が認められた。すでにギヤボックスを交換しているハミルトンは、最後尾グリッドからスタートする予定だ。
積極的にオーバーテイクをしかけるために、思い切ってセットアップを変える作戦を採ることもできるが、その場合はピットレーンからスタートしなければならない。
「ピットレーンからスタートすると、信号を操作する時間にもよるけど、いきなり最後尾から8秒遅れになる。ここは1コーナーがそんなに危険じゃないし、オーバーテイクも可能だから、グリッドからスタートするほうを選んだ」と、ハミルトン。
ちなみに2014年ハンガリーGPのハミルトンは、ピットレーンからスタートしてセーフティカー導入にも助けられて、3位表彰台を獲得している。しかし「ここは確かに抜けるコースだけど、タイヤはもたないから、ハンガリーのように簡単にはいかないだろう」と、厳しい戦いを覚悟している。
不運続きのチームメイトとは対照的に、ポールポジションを獲得したニコ・ロズベルグは「ルイスとポールポジション争いができなくて残念」と余裕のコメント。しかも、自分以外のトップ10ドライバーが全員、デグラデーションが激しいスーパーソフトタイヤでスタートするのに対して、ロズベルグはQ2をソフトタイヤで通過したので、デグラデーションが少ないタイヤで先頭からスタートできるというアドバンテージを握っている。
ただし、フロントロウに並ぶレッドブルのダニエル・リカルドは「ニコ(ロズベルグ)がソフトで、僕らがスーパーソフトなのはラッキー」と語っており、どちらの戦略が功を奏するのかは、わからない。
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、Q3で「スーパーソフトを1セットセーブするためにアタックを1回にした」と予選後に語っており、必ずしもスーパーソフトが使いものにならないタイヤとは言い切れないのだ。
サーキットは予選後に再び激しい雨に見舞われ、コースのラバーグリップが洗い流されてしまったことが、レースでのタイヤ戦略に影響を与える可能性もある。
なお、決勝日の天気予報は、昼過ぎまでは晴れだが、その後は雲が広がりはじめ、夕方には曇り空になるというもの。ただし、雨は降らないと予想されている。ロズベルグの連勝で始まった2016年シーズン、3戦目はどんな戦いが待っているのだろうか。レースは予選よりも1時間早い、現地時間の午後2時(日本時間15時)にスタートが切られる。
(Text : Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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