2014年F1ハンガリーGPの金曜プラクティスで、ケータハムの小林可夢偉は19位/19位、マーカス・エリクソンは20位/22位だった。
■ケータハムF1チーム
マーカス・エリクソン
フリー走行1=20位/2=22位
FP1の初めはグリップレベルがものすごく低くて、クルマがあちこちでスライドしまくり、全くプッシュできなかった。ハンガロリンクでは週末の初めは路面がかなり“グリーン”であることは分かっているけれど、予想以上にひどかった。
こういうときには路面の状態に注視しながら、いいセットアップを探し、グリップレベルが全体的に改善し路面コンディションがよくなってくるのを待つしかない。そのため次の走行でもプランに沿って作業を続け、時間がたつにつれて少しずつ改善していった。
FP2で路面温度が大幅に上がり、最初の走行ではクルマの挙動がとても奇妙な感じがした。ほとんどのコーナーでアンダーステアからオーバーステアへと変化し続け、ミスをせず走るのが本当に難しいほどの状態だった。最初の走行を終えるころにバランスが少しよくなってきたけれど、それでも全力でプッシュするのは難しかった。
オプションタイヤを履くとバランスがかなり向上し、路面にラバーが乗ってくるに従ってグリップレベルがようやく向上し始めた。ソフトでのパフォーマンスランではクリーンなラップを走れなかったので、もっとタイムを向上させる余地はあったが、時間の関係でロングランに取り掛かった。レースペースはよさそうだったよ。
ここでセットアップに向上が見られてよかった。これまでよりもマルシャと戦えるチャンスが高まるからね。今日集めたデータをすべてチェックし、明日も日曜もさらに前進したい。
クリスチャン・アルバース(チームプリンシパル)
チームのすべての業務において今週末の金曜には大きな改善が見られた。ガレージ内でもコース上でもパフォーマンスレベルは向上し、我々に関してもルノー・スポールF1、レッドブル・テクノロジーに関しても信頼性が高く、それが今日の目標を達成する助けになった。
またハンガリーでは我々のマシンに多数の新しいスポンサーを迎えた。つまりチームのすべての面において我々が建設的な進展を遂げつつあることは明らかだ。この上昇傾向を明日以降も維持することを目指す。