パナソニック・トヨタ・レーシングは、マレーシアのセパン・サーキットで行われているＦ１合同テスト２日目を迎え、第２戦マレーシアＧＰへ向けた準備を続行した。テスト初日を担当したサード･ドライバーのフランク・モンタニーに代わりレースドライバーのラルフ・シューマッハーが“TF107”のステアリングを握り、テストプログラムを継続。
　好天の下、暑さと高い湿度と戦いながら、高速コーナーとタイトなヘアピンが続くセパン・サーキットを攻略すべく、異なるセットアップを試した。オーストラリアＧＰでも見せた信頼性を、一日を通して再現し、ラルフ・シューマッハーは午後のセッション中盤に一度スピンを喫した以外は、ノートラブルで１レース以上の距離を走り抜き、プログラムを完了した。
　ラルフ・シューマッハーは明日の最終日も“TF107”マレーシアＧＰへ向けた準備作業を続行する。

ラルフ・シューマッハー
「今日は納得の行く一日だった。“TF107”は好調で、何の問題もなかった。車内はとても暑かったが、私は暑さに対応するためのトレーニングを積んできており、克服出来た。私にとっては有意義なセッションとなり、来週末に迫ったマレーシアＧＰへ向けて大きな力となってくれるだろう。我々はいくつかのセットアップ作業に取り組み、車体やタイヤが異なるコンディションでどのような挙動を見せるかを試し、全てが順調に進んだ。シーズン開幕戦を終え、予想していただけのパフォーマンスを得るためにはまだ若干やるべきことが残っているが、これまでのところ、チームは良い進化を成し遂げており、明日の最終日も好調を維持出来ることを期待している」

ゲルト・プファイファー
テスト・チーム・マネージャー
「セパンでの来週末に迫ったレースへ向け、様々なセットアップとタイヤの比較を試すことが出来、有意義な一日だった。この暑さの中で、機械的な問題が一切無く今日のテストを完了出来、非常に良い手応えを得た。このことは、マレーシアＧＰへ向けて良い兆候と言える。唯一ラルフ・シューマッハーのスピンによってわずかな遅れが生じたが、ダメージはなく、大きな影響はなかった。その後も多くの周回をこなし、このサーキットにおいて、異なるタイプのタイヤそれぞれで“TF107’がどのような挙動を示すか、多くの情報を得ることが出来た。明日のテスト最終日も順調な進歩を持続したい」

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