[Honda]中本修平レポート「シーズン総括・ドライバー編 ジェンソン・バトン」
2005年12月12日
今季のジェンソン・バトンは、目標の初優勝は果たせなかったものの、難しい状況の中で巧さを発揮した。「あとは一皮むけてほしい」というのが、中本現場監督の注文である。
「ジェンソンは、タイヤの使い方が上手です。もともとうまかったんでしょうが、去年のレギュレーションではレース中のタイヤ交換が可能で、ピットインの度にニュータイヤに交換していたので、その上手さがそれほど目立ちませんでした。それが今年のレギュレーションでは予選、決勝を通じて使用できるタイヤは1セットなので、予選アタックからレース終盤まできっちりタイヤ性能を発揮させなければいけません。そのうまさが際立っていましたね」
―フランスGP以降、10戦連続してポイントを獲得した。この安定性もすごい。
「もともと、クルマさえちゃんと作ってあげれば、あれだけの成績は上げられるドライバーですね」
―一方で、カメラマンがコース脇で撮影していて、「すごみは感じない。いつの間にか速い」とよく言っています。
「クルマの扱いが丁寧だからでしょう。琢磨君とジェンソンの走りを比べると、ジェンソンはクルマを丁寧に扱い、琢磨君はクルマと戦っている印象です。琢磨君がスパッとカウンターを当てる時の、あの反射神経はスゴイ。一方でジェンソンは、そういうのはあまり見たことがありません。そういう状態に陥る前に、何とかするということかもしれませんね」
―来季に向けての、注文があるとすれば。
「前から言っていますが、どん欲さが足りません。テストでも、レースの週末でも、いつ走っても「クルマはいい」って言うんです。けれども、クルマがいいのならば、どうしてこんなタイムしか出せないんだって、私は言うんです。もっと、ここが悪い、あそこが悪いと突っ込んでほしいんです」
―どんなクルマでも、それなりに乗りこなせてしまうということですか。
「それもあります。ジェンソンの場合は、クルマの状態イコールラップタイムにはならないんです。それが琢磨君との大きな違いのひとつです。琢磨君はどん欲に、なんとかしてクルマを良くしようとします。それが、自分が速く走れる近道だと知っているから。ジェンソンには、もう一皮むけてほしいですね。彼は勝ったことがありません。勝ったらどうなるか、もしかしたら化けるかもしれません。それを期待しています」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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