今季までマクラーレン・チームに所属していたデビッド･クルサードは、テストドライバーになる可能性について検討してはいないとし、Ｆ１で来季のレギュラードライバーを目指すために全精力を注いでいると語った。
　クルサードは、先週末にパリで行われたレース･オブ･チャンピオンズで、英クラッシュネットに以下のように語った。「そう、僕はまだ、来シーズンもＦ１でレースをする可能性を模索している」
「契約書にサインして契約が締結されるまでは何も言うことはない、そう固く信じている方でね。発表を行うのは、契約した時だ」「それまでは、水面下で懸命に交渉を続けるさ。それから、Ｆ１のオフシーズンらしく、いろいろな推測やウワサが流れているが、それに全部目を通すよ」。何度も優勝経験のある彼は、そう付け加えた。
　クルサードを──テストドライバーもしくはレギュラードライバーとして──ほぼ全チームと結びつけるさまざまなウワサが関係者の間で流れてきた。だが、スコットランド出身の彼は、一線を退いてテストドライバーになるなんて考えたこともないと、はっきりと語った。
「僕はレースへの出場を最優先にしていると、はっきりさせている。だから、誰ともテストドライバーになる交渉を始めてはいない。レギュラードライバーになるという目標を、あきらめることになるからね」とクルサード。
　彼はこう続ける。「そういった（テストドライバーになる）話が持ち出されたときは、こっちが不利になってしまう可能性もある。だけど、成り行きを見守ろう」
「２、３の交渉が行われている。何か発表するときが来たら、間違いなくクラッシュネットにお知らせするよ」
　クルサードは来季、レッドブル･レーシングに加わるのでは、という内部情報が、このところ増してきている状況だ。

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