英itv.comによると、アメリカGPの開催サーキットであるインディアナポリス・モータースピードウェイ事務局は、2005シーズンのグランプリ開催日が6月19日になるだろうと考えている。しかし、今週初めに発表された2005シーズンの暫定カレンダーにおいては、6月12日に開催されるカナダGPの次に行われるとしてあるだけで、ヨーロッパGP、中国GPとともに、具体的な日程は未定のままであった。
「驚いたね、僕らは全く知らなかったよ。」サーキットのサーキットのスポークスマンであるロン・グリーン氏は地元メディアに対し、次のように語った。「この日程を決めるのはたったの二人、インディアナポリスモータースピードウェイの取締役トニー・ジョージと、F1の商業権を仕切っているバーニー・エクレストンだ。」
グリーン氏は更にこう続けた。「FIAからチケットのオンライン販売再開の許可も得たし、数週間前から販売を進めていくよ」
もし、事務局が考えたとおりの日程でアメリカGPが開催されるとすれば、秋の開催から春の開催に変更された今年のカレンダー同様、カナダGPと連続して行われることになる。
各チームに配布された暫定カレンダーではカナダの前の週の開催となっていた。しかしそれではインディ500が5月29日にサーキットを使用するため、必要な準備期間が取れないことになる。
カレンダーが確定されないのは、イギリスGPの開催が未だ確定出来ない事が影響しているようだ。イギリスGPは、エクレストンとBRDCの間で交渉中のプロモーター契約締結を前提条件として、2005年度のカレンダー掲載を認められることになった。
結局すぐには決まらないだろうが、カナダGPとの連続開催を避け、更には夏の始まりに4週間もの空白期間を作りたく無いというのがサーキット側の本音だろう。