パナソニック・トヨタ・レーシングのオリビエ・パニスに、中国GPを振り返ってもらった。パニスは、予選でポイント獲得を期待できる8番手グリッドを獲得しながらも、レースは14位という残念な結果に終わった。
Q:オリビエ、上海についての感想は?
オリビエ・パニス(以下OP):素晴らしいと言うべきだろうが、行き過ぎているぐらいだね!F1にハイテクを求めるなら、まさに上海は理想的だね!彼らの成し遂げたことは見事だ。
Q:コースそのものについてはどうでしたか?
OP:すごくチャレンジングで、とてもトリッキーで、練習走行で走った初めの2日間は、本当に楽しめた。オーバーテイクのチャンスもあるし、サーキットには非常に満足している。僕は大成功だと思うよ。
Q:総体的に、マシンの調子はどうでしたか?
OP:僕たちのマシンは上海で競争力を発揮するだろうと、すぐに思ったよ。ちょうど、(アメリカの)インディアナポリスのようにね。うまく妥協点を見つけたセットアップが必要だという点でも似ているからだろう。エアロダイナミクスとメカニカルのパッケージから考えて、そう思ったんだ。マシンの感じは、スタートからすごく良かったよ。ストレートで速かったし、スピードの遅いコーナーでも良い感じだった。
Q:セットアップ上、何か問題はありましたか?
OP:まあ、決して完璧とはいかなかったね。土曜日のフリー走行では、マシン後部にかなり問題があった。ものすごくナーバスで、オーバーステアもひどく、自信を持ってドライブすることができないんだ。エンジニアたち、それにマイク(ガスコイン)とじっくり話し合って、色々な部分を変更することに決めた。セットアップを完全に変更したよ。スプリング、重量配分、ライドハイトと、すべてをね。
Q:セットアップを変更したことで、変わりましたか?
OP:すごく変わったよ!賭けに出たわけだけど、予選1回目を走り出して、すぐにマシンがずっと良くなったのが分かった。うんと自信を持って、かなり攻めの走りができたよ。(予選の)ラップはうまくいったし、8番手という結果は、チームにとって見通しの明るいものだった。