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岩佐歩夢、FP1出走の経緯と理由。RBから求められる仕事「走行計画をこなすことが重要」/F1日本GP
2024年4月4日
4月4日、2024年F1第4戦日本GPの走行開始を翌日に控える中、フリー走行1回目(FP1)でF1公式セッションデビューを果たす岩佐歩夢(RB)がメディアセッションにてFP1出走の経緯、そしてチームから与えられた仕事について語った。
「チーム代表(ローレン・メキース)から連絡があって、鈴鹿のFP1で乗ってもらうという通達が来ました。理由としては、昨年のF1タイヤ&ヤングドライバーテストでのテストの評価と、あとは今シーズンのここまでのシミュレーターワークや今までの実績、パフォーマンスを評価していただいて決定したというふうに聞いています」
「鈴鹿のFP1を担当させてもらえるということは、自分の中でもしっかりと自信を持っていいことなのかなというふうには感じています」と、RBのチームウエアをまとった新鮮な姿で現れた岩佐は、今回のFP1出走の経緯を説明した。
なお、日本GPでのFP1出走の通達は、第2戦サウジアラビアGP後だったという。
「FP1にはいつ乗ってもいいように、シミュレーター、フィジカル面、すべてにおいて準備はしていました。ただ、このタイミング(鈴鹿)でというのはビックリしました。通達を聞いたあとは気持ちを切り替えて、準備をしてこれたので、あまり心境の変化はありませんでした」
全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)に参戦しつつ、ヨーロッパをベースとし、普段はRBのシミュレーターワークに取り組んでいる岩佐。今回の鈴鹿に向けてもシミュレーターでの作業を通じ、「かなりいい準備ができたと思います」と語った。
「あとはシミュレーターでやってきたことをFP1で実践できればすごく良い週末にできるかなと。まずはマシンに慣れつつ、ペースを上げていくこと。実際にそれがチームに対しても良いテストになるとは思っているので、しっかりと自分の中でプログラムをこなしてていきたいと思います」
岩佐は2023年シーズン終了直後の11月28日にアブダビのヤス・マリーナ・サーキット行われたF1タイヤ&ヤングドライバーテストにおいて、アルファタウリ(現:RB)の2023年型マシン『AT04』のステアリングを握り、F1での走行を経験している。
そんな岩佐は、昨年まで主戦場としていたFIA F2、SF、そしてF1の違いについて「マシンのポテンシャルはまったく違います」としつつも、「F1はFIA F2やSFでやっていることが生きてくるカテゴリーになっていると感じています」と口にした。
「実際、アブダビのタイヤ&ヤングドライバーテストでも、マシンの速さだったりいろいろな部分でレベルアップやステップはありました。ただ、やはり『FIA F2でやってきたことの応用だな』と感じた部分も結構ありました。ここから先、F1についてはまだまだ新しく学ぶ部分があると思いますので、そこを吸収しつつ、どれだけ対応できるかなというふうには思います」
今回のFP1において、RBチームから岩佐には事前に仕事の内容が伝えられている。
「まず、マシンのデータ取りが非常に重要になるレースウイークです。自分と角田裕毅選手のマシン、2台の比較というところがとにかく重要になってきます。自分としては与えられたランプラン(走行計画)をこなしていくことが重要で、チームからも『タイムはまったく評価に値しない』ということも言われています」
「とにかく、マシンを正確に走らせて帰ってくることが重要です。攻めて速いタイムを出したとしても、それがランプランに沿わない無茶苦茶なドライビングであればデータは取れないので、しっかりとチームから出された指示に沿って、自分のパフォーマンスを発揮していこうと思います」
鈴鹿でF1マシンに乗るという機会を得た岩佐。しかし、感慨深さのようなものは感じさせない。
「正直、F1に乗ることだけが目標だとは自分の中では考えていなかったです。やはりレギュラードライバーとして参戦して、ワールドチャンピオンになることだけが目標です。ですので、あまり今回のFP1出走に関しては、目標達成したという感覚はありません」
「ただ、日本GPという母国でFP1を担当させてもらえることはすごく嬉しく思います。自分の慣れたサーキットでもあるので、自分の良いパフォーマンスが出せるのではと思います」
なお、今回RBは新たなフロアを導入する。岩佐はチームから2台のマシンを比較することがターゲットであると伝えられているようで、FP1では角田とは異なるフロアでの走行となりそうだ。
改めて、岩佐は自身の将来の夢を語った。
「もちろん大きな目標はF1のワールドチャンピオンで、F1のワールドチャンピオンであり続けるドライバーになることです。そこに向け、小さな目標をひとつひとつクリアしていきたいと思います」
(Takahiro Kawano / autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |