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F1 Topic:グラム単位の軽量化でドライバーに貢献、2017年のヘルメットメーカーの勢力図

2017年4月16日

 2017年のF1は、新しいマシン、ワイドになったタイヤなど、さまざまな変化とともにシーズンが開幕した。その変化のひとつに、ヘルメットが含まれていることは意外に知られていない。  


 まず勢力図が変わった。昨年までF1界で最大のシェアを誇っていたヘルメットメーカーは、日本のアライだった。しかし、昨年のカナダGPからニコ・ロズベルグがシューベルトからベルにヘルメットを変えたことで、シェアは8人同士でアライとベルが並んでいた。そして今シーズン、フェルナンド・アロンソがアライからベルにスイッチし、新しくレギュラードライバーになったストフェル・バンドーンもアライからベルにメーカーを変えたことで、ベルが単独シェア・ナンバーワンとなった。以下が2017年のヘルメットメーカーの勢力図である。


■ベル:ハミルトン、ライコネン、マグヌッセン、オコン、グロージャン、バンドーン、エリクソン、アロンソ

ベルのヘルメットを愛用しているルイス・ハミルトン
ベルのヘルメットを愛用しているルイス・ハミルトン


■アライ:ベッテル、フェルスタッペン、リカルド、サインツ、クビアト、ストロール

セバスチャン・ベッテルはアライヘルメット
セバスチャン・ベッテルはアライヘルメット


■シューベルト:ペレス、マッサ、ヒュルケンベルグ、ウェーレイン

フェリペ・マッサ
フェリペ・マッサ


■スティーロ:ボッタス、パーマー

バルテリ・ボッタス
バルテリ・ボッタス


 開幕戦と中国GPではパスカル・ウェーレインが欠場し、代役として出場したアントニオ・ジョビナッツィもベル・ユーザーだったため、一時ベルは9人のドライバーを抱え、ベルのシニア・レーシングテクニシャンを務めるマイケル・オメントは大忙しだった。
 ヘルメットの規格に関する変更はなかったものの、今シーズンのF1マシンがダウンフォースが増し、コーナーリングスピードがアップするため、各ヘルメットメーカーは軽量化を図ることで、ドライバーの肉体的軽減に貢献している。


 シューベルトのサービスマンを務めるスベン・クリーターは「シェイプは同じだが、昨年と比べて150グラム軽量化している」という。「FIAによって規格は定められているので、ヘルメットの帽体(外殻を形成するシェル部分)を加工することはできないので、ヘルメット内部に詰められているライナーや内装を変えることで軽量化を実現したんだ」と語っている。


 アライのサービスマンを務めるピーター・バーガーも「昨年より、100グラムから150グラム程度軽くなっている」と述べる。さらに「内装だけでなく、インナーを固定する接着剤の量を減らしたり、ペインティング(表面塗装)も見直した」という。


 ちなみにアロンソがインディ500に参戦するため、F1を欠場するモナコGPではベル・ユーザーのアロンソに代わって、アライ・ユーザーのジェンソン・バトンが出場するため、勢力図はベル7人、アライ7人と再びイーブンとなる。



(Masahiro Owari)




レース

6/28(金) フリー走行 19:30〜20:30
スプリント予選 23:30〜24:14
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予選 23:00〜
6/30(日) 決勝 22:00〜


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5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

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3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
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