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優勝はメルセデスではない!? F速注目の2チーム

2014年3月15日

LAT

 昨日開幕した今年のF1グランプリ。先ほどフリー走行3回目(FP3)が終わり、1時間後には予選が行われる。

 ここまでのベストタイムを見る限り、メルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのふたりが圧倒的優位に立っているように見えるだろうが、F1速報的にはふたつのチームに注目してみる。そのうちひとつは、優勝すら狙えるのではないか、と考えている。

 FP3はロズベルグが2位バトンに約1.5秒もの大差を付けてトップタイムを記録した。しかし、ミディアムタイヤで走行していた際、10周程度走った段階でロズベルグとハミルトンが「もうタイヤ(のライフ)が終わってしまった」と、無線で口を揃えていた。

 しかし、同じミディアムタイヤで15周も走り、ほとんどタイムを落とさなかったドライバーがいた。ウイリアムズのフェリペ・マッサだ。ペースはメルセデスに肉薄するもの。マッサは昨日のフリー走行2回目(FP2)でも20周にわたるロングランをこなし、タイムをキレイに揃えている。これは、メルセデスにとって最大の脅威になるかもしれない。

 では、ウイリアムズの一発の速さはどうか? FP3では1分31秒723だったから、「ちょっとメルセデスに敵わないんじゃないか」とも思えてしまうが、これはロズベルグのアタックがソフトタイヤだったのに対し、ミディアムタイヤで記録したもの。マッサはソフトタイヤでも走行した(5周)が、その時には自己ベストタイムを更新できなかった(しなかった?)。

 ただ、セクター1と2のマッサのベストタイムから想像するに、メルセデスの0.5秒落ち、予選3番手くらいには十分入ってきそうだ。この位置から、安定したペースでレースを走り切れれば、タイヤへの影響が厳しいメルセデスを逆転し、優勝すら狙える可能性がある、と見ている。マッサのチームメイト、バルテリ・ボッタス(FP3はギヤボックストラブルでノータイム)も昨日は非常に良いペースで周回を重ねていて、マッサと共に高い戦闘力を発揮しそうだ。

 勢力図2番目の集団を争いそうなのがレッドブル、マクラーレン、フェラーリ、フォースインディアあたりだろうが、その中でも注目したいのがフォースインディア。FP3でニコ・ヒュルケンベルグが6番手タイムを記録したからではない。昨日のFP2でヒュルケンベルグは、走れば走るほどタイムが速くなっていくというペースでロングランをこなしている。つまり燃料を消費して軽くなった分だけペースが上がっていたということのはずで、タイヤのタレの極めて小さいと想像できる。

 走り出しのペースはマクラーレンやフェラーリ、レッドブルよりも遅いが、7周ほどでフォースインディアの方が前記したライバルよりもラップタイムが速くなるという計算が成り立ち、ピットストップが少なくて済む=ライバルの前でフィニッシュできる……と読んだ。ヒュルケンベルグの「僕らの競争力は高そう」という公式コメントで見せた自信も、なるほど頷ける。

 果たしてこの予想通りになるのか? 1時間後の予選、そして明日の決勝レースでは、ウイリアムズとフォースインディアにもご注目いただきたい。





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